「空想的社会主義」の版間の差分

スヴェーデンボリ、心霊主義について
m (ボット: 言語間リンク 32 件をウィキデータ上の d:q192447 に転記)
(スヴェーデンボリ、心霊主義について)
 
その「空想的」なる名称から否定的な印象があるが、「科学的」を自称するマルクス主義を標榜する社会主義国家が次々と崩壊・挫折していく一方で、シャルル・フーリエのように20世紀以降において再評価される思想家もいる。また、[[協同組合]]運動については、その源流を[[ロバート・オウエン]]としており、オウエンの思想は順当に発展していったとも解釈できる。これらの思想を「空想的社会主義」とし、「科学的社会主義」よりも前段階の古い未熟な思想とするのは、「科学的社会主義」の立場からの主張にすぎない。そもそも当のエンゲルスも、その著書において「空想的社会主義」の思想や実践の意義に一定の評価を与えている。
 
なお、[[サン・シモン]]、[[シャルル・フーリエ]]らは、一流の科学者で[[神秘主義]]者であった[[エマヌエル・スヴェーデンボリ]](1688 - 1772)が描写した天界の様子に強い影響を受けて、「地上の楽園」としてのユートピアを思い描き、自らの世界観と教説を形成したと言われている<ref>[http://ci.nii.ac.jp/naid/110001256673 中村健之介 著 「ドストエフスキーとスウェーデンボルグ : Czeslaw Miloszの論文を読んで」] ロシヤ語ロシヤ文学研究 (11), 60-72, 1979-10-10 日本ロシア文学会</ref>。また、初期の社会主義と[[心霊主義]]はともに理想社会(世俗的[[千年王国]])をこの世に到来させようとする点で一致しており、両者は密接な関係にあった<ref>吉村正和 著 『心霊の文化史—スピリチュアルな英国近代』河出書房新社、2010年</ref><ref>[http://ci.nii.ac.jp/naid/110008461068 稲垣伸一 著「理想国家建設の夢-ユートピア思想・スピリチュアリズムと社会改革運動」] 實踐英文學 63, 89-104, 2011-02-28</ref>。
 
== 脚注 ==
*[[初期社会主義]]
*[[ユートピア]]思想
*[[心霊主義]]
{{共産主義}}
[[Category:空想的社会主義|*]]
2,445

回編集