「ポルシェ・911」の版間の差分

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独自研究じゃないですね。色々な書籍に記載がありますよ
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2011年に991型に移行した。最大の特徴は車体に軽量金属を使用した軽量シャシーである。エンジンは997後期型を改良。
{{main|ポルシェ・991}}
 
== インターミディエイトシャフトの破損について ==
996型と997前期型に搭載された水冷エンジンではタイミングチェーンがエンジンの左右で前後に分かれて配置されている<ref name="box987">ボクスター/ケイマン最強メンテナンス (別冊ベストカーガイド・赤バッジシリーズ) 講談社 (2009/9/10) ISBN-10: 4061799193</ref>。そのためクランクシャフトからカムシャフトへ動きを伝達するインターミディエイトシャフトの長さが延長されてクランクケース前後を貫通している(空冷時代の基本構造を受け継いだクランクケースを継続使用するターボおよびGT2、GT3を除く)<ref name="box987"/>。このインターミディエイトシャフトの不具合がブログ、掲示板、日本国土交通省の自動車不具合情報ホットラインなどで報告されている。ポルシェ本社は本不具合に対する公式見解を発表していないが、利用者からの情報を総合すると不具合は996型および997前期型で発生している。997前期型の2006年と2007年モデルで応急的な対策(ボルトなどの改良)がなされたが、当該年式においても依然としてインターミディエイトシャフトの不具合は散見される。本不具合は車両走行中に応力のかかるインターミディエイトシャフト(のボルトおよびベアリングの経年変化によって劣化した部分)に負荷が集中した結果、突然耐え切れず破損してしまうものである<ref name="box987"/>。この破損によりインターミディエイトシャフトを通して制御されていたカムシャフトが暴走し、車はエンジンブローによって動作不可能となる。復旧にはエンジンの交換が必要である。2012年10月より、本件に関してポルシェジャパンによるサービスキャンペーン(リコールとは異なる)が実施され、該当車(2001年5月4日から2005年2月21日製造分)は無償で点検、必要に応じ修理されることになった。なお、直噴エンジンに換装された997後期モデルからはインターミディエイトシャフトそのものが存在しないため、本不具合とは無縁である<ref>ポルシェ911のすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報/インポート 21) 出版社: 三栄書房 (2012/8/9) ISBN-13: 978-4779615009</ref>。
 
== 脚注 ==