「クジラ」の版間の差分

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Yanajin33 (会話 | 投稿記録)
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; 残滓の利用
鯨油の採取後の絞りかすや、食用外の肉などは、[[肥料]]用に使用されることがあった。日本では'''鯨肥'''と呼ばれた。肉・骨・皮などを煮て石臼などで粉砕したものであり、鰯肥などと同様の海産肥料として使われた。江戸時代から鯨油の絞り粕の再利用等として行われている。ただし鯨油の採取後の絞りかすは食用([[油かす (食品)|油かす]])は食用にされることもあった。
 
明治時代以降に近代捕鯨基地として使われた[[宮城県]][[牡鹿町]]鮎川浜(現[[石巻市]])などでは、鯨肥生産が地場産業として栄えていた<ref>鮎川浜の場合、食用に適さないマッコウクジラが対象鯨種であったことなどから食用とされた鯨肉はごく一部であり、余剰鯨肉が生じていた。これらは当初は海洋投棄されていたが、周辺海面を汚染するとして地元漁民の反発を受けたこともあって工業資源化され成功したものである。</ref>。