「菊と刀」の版間の差分

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ただ、[[ルース・ベネディクト|ベネディクト]]は教え子たちに「『菊と刀』はあまり読まないように。」と言ったとも伝わる。
 
なお左翼の日本文化研究家、[[ダグラス・ラミス]]は、『菊と刀』には、[[未開]][[民族]]を見るようなまなざしがあるとして批判している(『内なる外国』)。一方、作家のポリー・プラットは、著書「フランス人 この奇妙な人たち」の日本語版への序文において、「菊と刀」により日本の文化のすばらしさを知ったと述べている。<ref>ポリー・プラット『フランス人 この奇妙な人たち』、3頁「日本版への序文」。</ref> 2015年には森貞彦が長期にわたる精読の結果を要約し、「菊と刀」がガリレオの「天文対話」にも比すべき新しい文明の扉であるという見解を示した。
 
== 脚注 ==
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*森貞彦『みなしご「菊と刀」の嘆き 学界の巨頭たちが犯した大過』 東京図書出版会 2003
*森貞彦『「菊と刀」注解 増補改訂版(上・下)』 オンブック 2010
*森貞彦『「菊と刀」の読み方 未来の文明のために 東京図書出版 2015
 
== 関連項目 ==