「ピアノ三重奏曲第1番 (アレンスキー)」の版間の差分

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[[エレジー]]と題された緩徐楽章。[[ト短調]]、三部形式。ダヴィドフへの追悼の思いが溢れている。弱音器を付けたチェロに悲痛な主題が現れ、ヴァイオリンに受け継がれる。この形が繰り返された後、やや動きのある中間部に入る。弦を伴奏に最初ピアノに主題が登場、次にヴァイオリンが美しく歌う。再現部は主にヴァイオリンが主題を奏し、静かに終わる。
 
===第4楽章 Finale (Allegro non troppo) ===
[[フィナーレ|終曲]]。ニ短調、[[ロンド形式]]。冒頭いきなりピアノの強音と弦の細かな動きのロンド主題が呈示され、すぐに変奏される。途中、静まったところでチェロによって奏される抒情的な副次主題が現れるが、すぐにロンド主題の激しい変奏に置き換えられる。やがて、第3楽章の中間部主題が登場、さらに第1楽章第1主題が弦に現れる。再びロンド主題による激しい展開となり、決然と曲を終える。