「振り子時計」の版間の差分

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改良を重ねながらも、[[発明]]から数世紀に渡って最も正確な時計として用いられてきたが、[[20世紀]]に入ってより正確な電気時計や[[クォーツ時計]](水晶時計)が発明されたことによって衰退した。しかしながらその外見上の特徴等から人気があり、正確さで劣るとはいえ、きちんと調整されていればその誤差は日常生活においてさほど問題にならないくらいのものでしかないため現在でも使用されている。ただし、日常見かけるものの多くは、クォーツ時計に「飾り」の振り子を付けたものである。
 
[[ジョン・ハリソン (時計職人)|ジョン・ハリソン]]は、100日で一秒以内の誤差の振り子時計の製作が可能であると主張したが当時は認められなかった。彼が残した設計に基づき[[1975年]]から[[2009年]]にかけてイギリスの{{仮リンク|マーティン・バージェス|en|Martin Burgess}}により制作された「Clock B」は、[[2015年]]に[[グリニッジ天文台]]で行われた100日間の試験の結果、誤差8分の5秒という成績を収め、「自由大気中で揺れる振り子を持つ世界で最も正確な機械式時計」として[[ギネスブック]]に記載された<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1505/03/news009.html 250年前の設計で作った振り子時計、正確さでギネス世界記録に認定]、[[2015年]][[5月3日]]、[[ねとらぼ]]、2015年[[5月16日]]閲覧</ref>。
 
== 動作原理 ==
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== 短所 ==
* 振り子を用いているため揺れに弱く、[[船]]など乗物の上では使用できない。また、[[地震]]などの揺れによって時計が止まってしまう。
: 地震があると往々にその時刻をとどめる[[証拠]]となる。[[広島]]、[[長崎]]への原爆投下の際にも爆発した時間で止まった振り子時計が残されている。
* 錘に金属を用いる場合には熱の影響(振り子の膨張)による誤差を生じやすい。
: そのため合金を用いるなどの方法によって熱膨張を抑制した振り子時計が開発された。
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*[[ぜんまいばね]]
*[[新宿NSビル]]…[[新宿]]にある超高層ビル。ビル内に[[ギネス]]認定の世界一の大きさの振り子時計がある。
 
==脚注==
<references />
 
==外部リンク==