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'''亜麻'''(アマ、学名:''Linum usitatissimum'')は、[[アマ科]]の[[一年草]]。ヌメゴマ(滑胡麻)、一年亜麻、アカゴマなどの異称もある。園芸用の品種には多年草がある。
 
==特徴==
比較的寒い地方で栽培される。日本では北海道のみが栽培適地である。[[茎]]の[[繊維]]は[[リンネル]](リネン)製品となる。亜麻は[[大麻]](ヘンプ)]]と間違えられることがあるが、大麻よりも柔らかくかつ強靭で上等な[[繊維]]である。フランス語ではランと発音され、[[ランジェリー]]はアマの高級繊維を使用した女性の[[下着]]に由来する。また繊維の強靭性から、高級でない[[繊維]]はテントや[[帆布]]としてかつて広く利用され、大航海時代の船の帆布はアマの繊維であった。古くは亜麻の糸を『ライン』(Line)といい、この単語は細くて丈夫な亜麻糸からの連想で『線・筋』という[[英語|英単語]]になった。
 
現在は大麻が[[ロープ]]や麻袋などに使われるのに対して、亜麻は、通気性・吸湿性に優れて肌触りが良いことから織られて高級な衣類などになる。