「フェルディナント・テンニース」の版間の差分

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== 思想 ==
テンニースは、あらゆる[[社会的相互作用]]や[[集団]]を人間の思考と意思とがつくったものとして考え、そのなかで実在的・自然的な本質意思 (Wesenwille) と観念的・作為的な選択意思 ({{lang|de|Kürwille}}) とを区別し,前者にゲマインシャフト(Gemeinschaft)、後者にゲゼルシャフト(GesellschftGesellschaft)という集団類型をたてた。その区別は形式的類型にとどまらず、彼の歴史的発展構想においてゲマインシャフトからゲゼルシャフトへと定式化されることになった。
;ゲマインシャフト(共同社会)
自然な「本質意志」にもとづき、結合を本質とする基礎的集団。家族・友人仲間・近隣などを例とし、成員は感情的・全人格的に融合する。前近代的な社会類型。ゲゼルシャフト(利益社会)の対概念<ref>[[清水書院]]『用語集 倫理 最新第2版』229頁「ゲマインシャフト」</ref>。