「名前をなくした女神」の版間の差分

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:『ひまわりの子幼稚園』のもも組の役員。侑子の元同級生。28歳。旧姓は内藤。聖清女子短期大学文学科卒。表向きは明朗快活で世話好きだが、実は夫からの[[モラルハラスメント]]による[[ドメスティックバイオレンス|DV]]に悩まされている。転勤族の父親と、母親にも圧力をかけられ、転校も繰り返していた。中学の頃、周囲に馴染めずいじめられていた自分を助けてくれた秋山侑子と再会するが、自分のことを全く覚えていなかった侑子に振り向いて欲しいが故に、もも組の園児と保護者のリストを作成し、ファイルを秋山家の前に置いていく。夫にも愛想は尽かしておらず、夫の[[セクシャルハラスメント|セクハラ]]疑惑に大ショックを受ける。またセクハラ疑惑の噂が幼稚園で広まったことで人前に出られなくなり、家に閉じこもるが、徐々に変化を見せる夫を見ながら本来の姿を取り戻していく。
;安野 英孝(あんの ひでたか) - [[高橋一生]]
:ちひろの夫。32歳。一流大学の東応学院大学経済学部を卒業後、あおい銀行高円寺支店に勤める。幼少期から母親のことを気に掛けながら育母親に抑圧されて育った過去を持つ。爽の誕生後は息子に接する妻の姿が母親と重なり、神経質でヒステリックな面が目に付き始め、それまで良好だった夫婦仲も次第悪化していく。妻の[[財布]]の中身や[[携帯電話]]を管理し、暴言や締め出しなど、妻を平気でいたぶるようになり、徐々に追い詰めるが、自分の[[部下]]へのセクハラ疑惑で苦しむ妻を見て、後に考えを改めるようになり、本来の優しさを取り戻し始める。[[名古屋]][[支店]]に[[転勤]]となり、[[単身赴任]]する。
;安野 爽(あんの そう) - [[長島暉実]]
:ちひろと英孝の一人息子。5歳。もも組の児童。容姿と眼鏡も父親似である。父譲りの母想いな性格だが、内気で恥ずかしがり屋なため、友達が少ない。卒園後は明峰学園幼稚舎に進学。