「シェルノサージュ〜失われた星へ捧ぐ詩〜」の版間の差分

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RJANKA (会話 | 投稿記録)
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:簡単に言えば[[人工知能|AI]]を持ったG2管で、REON-OSを通じてシェルノトロンユーザが使える施設の機能の集合体である『クラスドライブ』を使う<ref group="注釈">たとえば高度な[[物理演算]]を行う場合はジェノムの場合は自力で数式を解かなければならないが、シェルノトロンの場合はクラスドライブの使用権限があれば機能として使用できる。ユーザーはレベルに応じたクラスドライブしか使えず、大人になった人がいきなり大きな力を使えないような仕組みになっている。</ref>。天文は仮想生命を一番のウリとして宣伝したが、地文はこれを生命に対する冒涜と捉えた。その結果、生命とは何かという論争に発展してしまい<ref group="注釈">地文としては生命は意思ではなく[[魂]]というものがあるものを指すのではないかと主張した。しかし天文はそんなことは考えず暮らしを便利するためには手段を選ばなかった。</ref>、天文が地文から独立する事になった。
:ネロの脱走後は大量のシャールを一時凌ぎの[[サーバー (コンピューター)|サーバー]]として使用していた。
:;シェルノトロン・パニック
::シェルノトロンが人々の生活に欠かせない物になったほど普及した直後に起きた、シェルノトロンサーバーのシステムダウンのこと。これによりシェルノトロンが機能しなくなり民衆に混乱が生じた。その原因はネロの暴走によるものだったが、天文はこれを地文の過激派の仕業と発表し、これを利用して逆に天文への支持を高める事に成功した。
:;レオン
::正式名称『REON-4213』。シェルノトロンに搭載されている仮想生命体[[オペレーティングシステム|OS]]。[[プログラミング]]が必要で専門知識がないと使えなかったG2トロンを使いやすくするべく天文が作り出した[[人工知能]]とされている。ジェノムと違って拒絶しない上にキャパシティも使用者に合わせてくれるため、レオンの登場でジェノムやG2トロン以上に人々が詩魔法を簡単に紡げるようになった。同じレオンでも使用者によって容姿や性格が異なり、まさに使用者毎に自分だけのパートナーが出来上がる仕様になっている。その正体は少女『ネロ』の表層意識である。
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::人の姿をしたジェノム。人間と同調せずとも単独で詩魔法を行使できる。
:;シャール
:;:妖精のような姿をした空想型の人工ジェノム。'''アストロサイト・モジュラトリ・ウイルス'''を投与された人間から生み出される。元気な大人なら一日で1体を生産し、最大で5体が限界だとされる。また、'''SHSヘテロマイシン'''という薬を投与されたシャールは他のシャールを統率する力を持てるようになる。ネロが改変空想型故に、同調た世界ではジルはシャールていないと命使っ人間ない(ある程度精神を操っ期間は同調が切れていても生きながらえる事は出来る)
;同調
:ハーモニクスとも呼ばれる。ジェノムと心を通わせる、つまり、契約者とジェノムとの間で精神世界を共有し、ジェノムを契約者の脳内の未使用領域に住まわせる事で互いが互いの力をある程度共用出来る状態になる事。その程度により『同調』『完全同調』『一心同体』『唯我』の段階があり、段階が上がるほど引き出せる詩は強くなるが、そのためには互いを深く知り受け入れる事が必要である。一心同体の最長記録は10秒未満であり、唯我の段階に達したものはいないと言われる。また、ジェノムが同調者に対し「こいつは使えない」と思った場合、同調者を乗っ取る事がある。昔は同調しているだけでシャーマンのようなすごい人と思われていた時代があり、同調者が村の長をやっていたほど限られた人しかジェノムとコンタクトが取れなかった。
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::その正体はネロと結城寧をこの世界から追放する事によって、世界を本来の姿に戻す計画であった。ジルは先にネロを還そうとしたが、クラケットは「召喚した順番とは逆に還さないと後から召喚した存在が帰れなくなる」として寧を先に還そうと主張し、ジルと対立した。
::リーヴェルト曰く、たとえ寧とネロを還しても、ネロが5000年前から存在したために太陽が元に戻るのに5000年は掛かるとの事。
;ジェノミライ研究所
:縦貫坑道の底にあった極秘の研究機関。存在すら公にされていない。ソレイユ計画に行き詰った地文と天文(まだ独立していない)が古代文明の遺産であるネロを発掘した事からスタートし、カノイールらの遺伝子改造やシェルノトロンサーバーなど、いろいろとヤバい研究を行っていた。最終的にネロの暴走によるシェルノトロン・パニックにより研究所は閉鎖され、名称と理念はソレイユ内部の研究施設に移された。なお、[[気圧]]の関係で絶えず外から空気が入り内部の空気は外に出ない構造だったため、シェルノトロン・パニックによるウイルス汚染は施設内だけで食い止める事が出来た。
;俯瞰視点
:世界を高い次元(7次元の視点)から俯瞰的に見ることによって、本人が知りえない情報を得る能力。ネロ曰く、この能力の行使は[[辞書]]を引く行為のような物で、行動結果の予知に関してはこの場面でこの行為をしたらどうなるか、が分かる、というものであり、厳密に言えば予知とは似て非なるもの(自分が知り得ない他者の行為や物理現象の情報も統合して出した検索結果)である。行使の際は[[クオリア]]中心を定める必要が有り、情報の検索とその解析に意識を持って行かれる(自分のジェノメトリクスに入って4軸以上の線をほぐす)ため寝る必要があり、未来の事を検索しようとすると1分でも未来になればなるほど可能性軸が増えるために検索結果は不確定性が大きくなり、その結果が出るまでそれなりの時間が掛かるため、瞬間的に使えるものではないため意外と不便であるが、その力は強大である。ネロ曰く表層意識で使用すると真相意識で使用した場合より性能は劣るらしい。ネロがこれを習得するには彼女曰くキャスの寿命の数倍の時間が掛かったそうだが、イオンの場合はネロの改変した世界を元に戻すために6軸移動を行ったショックのせいかかなり早くこの力に目覚め始めているとの事。