「ミフェプリストン」の版間の差分

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m →‎日本: 医師が自分で使うというケースを想定させるため、使用者の部位を少し丁寧に正確にしました。
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日本では2015年現在未承認<ref name="kojinnyu6541"/>であり、販売・譲渡等は薬事法違反となる<ref name="kojinnyu6541"/>。製薬会社による承認申請も行われていないので、承認審議も行われていない<ref name="asahi20001020"/>。そのため日本の産婦人科医療においては必ずしも一般的な薬ではない。
かつて自己判断で内服し、その結果この薬の欠点でもある不全流産となり出血が止まらずに病院に駆け込むという事案が報告されたため<ref name="kojinnyu6541"/>、産科婦人科学会や厚生労働省も問題視するようになった。そのため2004年10月、[[厚生労働省]]は輸入制限を決定した<ref name="kojinnyu6541">[http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/10/h1025-5.html 個人輸入される経口妊娠中絶薬(いわゆる経口中絶薬)について] 厚生労働省<報道資料
:[http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1c.html ミフェプレックス(MIFEPFEX)(わが国で未承認の経口妊娠中絶薬)に関する注意喚起について] 厚生労働省<トピックス</ref>。密輸入されていたものを[[警視庁]]が摘発したこともある<ref name="lkdkdpjj">経済誌[[ZAITEN]]2008年6月号</ref>。厚生労働省や[[国民生活センター]]は個人で使用してはいけないと注意喚起している<ref name="kojinnyu6541"/><ref>[http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20130307_1.pdf 妊娠中絶薬の安易な個人輸入や使用は危険!]</ref>。また認可されていないため副作用で健康被害が生じても、国の健康被害救済制度は使用できない。そして医師でない者が処方し患者へ使用させ経過観察をする場合を除き、個人にて入手し使用すると[[刑法]]の堕胎罪に問われる場合がある。[[2010年]]11月、警視庁新宿署は5月下旬にミフェプリストンを使用した都内の20代女性を堕胎の疑いで書類送検した<ref name="sannke201011"/>。また女性に販売した男性も薬事法違反で逮捕された<ref name="sannke201011">中絶薬、自ら服用し堕胎 容疑の女書類送検 未承認、ネット購入 産経新聞 2010.11.20 東京朝刊 26頁 第2社会 (全639字)</ref>。
 
一時期、正式に認可すべく検討されたが中止された。中止の理由は、医学的問題ではなく倫理面や文化的な問題とされた<ref name="nikann54465456">ルセル・ユクラフ 妊娠中絶薬の米での臨床試験にメド 1994年05月18日 日刊薬業 9頁 (全578字)</ref>。