「注連寺」の版間の差分

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そのような折の[[1951年]]([[昭和]]26年)作家の[[森敦]](後述)が注連寺に滞在。森はそれから20年余後の[[1974年]](昭和49年)注連寺と七五三掛を舞台にした小説『月山』で第70回芥川賞を受ける。この小説はその後、同名の組曲(作曲・歌:[[新井満]]、[[1976年]])や映画(監督:[[村野鐵太郎]]、[[1978年]])などに派生、注連寺も一躍世間の注目を浴びることとなった。このため、その存在が再評価され、寺は現在みられるような姿になった。なお、現在の堂宇は[[明治]]時代に焼失したものを再建したものである。
 
[[2009年]]([[平成]]21年)3月16日にフランス語版が発行された『[[ミシュラン・グリーンガイド|ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン]]』では、注連寺が総合評価で二ツ星(近くにいれば寄り道をして訪れるべき場所.最高評価は三ツ星)に選定されている。個別評価は即身仏:二ツ星、天井絵画:一ツ星、鰐口:一ツ星など。
 
2009年(平成21年)2月25日以降、寺の門前(斜面下方)に位置する七五三掛地区が大規模な[[地すべり]]により大きな被害を受けた。注連寺とその境内・施設への影響は無く、参拝・見学は通常どおり受け付けている。地すべりの被害家屋は同年12月までに全て取り壊された。被災者は集落を離れる意向を示しており、七五三掛には被害に遭わなかった1世帯のみが残っている。なお、七五三掛集落は映画『[[おくりびと]](英題:Departures、2008年、監督:滝田洋二郎)』のロケ地でもある。ロケに使用された民家(2軒)は、地すべりの被害が軽微であったため、現地にそのまま保存されている。