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RJANKA (会話 | 投稿記録)
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=== 上方食文化における昆布 ===
[[File:Hidaka Kombu.JPG|thumb|right|150px|包装された日高昆布]]
乾燥させた昆布を湿気の多い大阪で倉庫に寝かせておくと、熟成することで昆布の渋みが無くなり甘みがでてくる。大阪に昆布が広まったのは商用船が日本海航路([[北前船]])を通って[[下関港|下関]]経由で大阪に運ばれるようになってからである。[[安土桃山時代]]に農・乾物の一大集積地であった大阪は多湿な気候が乾物や昆布の旨味を熟成させ、江戸時代にはこれらは大阪の味ともされた。
 
大阪の農産物と交換に蝦夷から運ばれた乾物は、昆布のほか、[[帆立貝]]、[[棒鱈|棒だら]]、[[身欠きにしん]]などがある。主に商用船は太平洋側を避けて日本海航路で運ばれるようになったことから、大阪より[[敦賀市|敦賀]]や[[小浜市|小浜]]で昆布の消費が多くなっている。