「恒温動物」の版間の差分

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以下にはよく調べられている[[哺乳類]]や[[鳥類]]について記載する。あくまで哺乳類と鳥類にて成立するもので、しかも一般論ではない記載もあることに注意すること。例えば-->
発[[汗]]による体温低下は[[ヒト]]で行われるため一般的であるように感じるが、水や塩分の浪費につながるため、哺乳類のうちでも[[ヒト]]や[[ウマ]]などごく一部の種しか行わない。逆に言えば、人間や馬は発汗による効果的な放熱により高温下でも激しい運動ができる。
 
[[魚類]]では唯一、血液の温度を保つ機能が確認されている[[アカマンボウ]]は、[[心臓]]と[[えら]]の間に特殊な血管の絶縁網があり、心臓から送られた温かい血液が、えらが取り込んだ海水によって冷やされた血液を温めなおす体の作りをしている。これにより、アカマンボウは周辺の海水よりも5度ほど高い体温を保つことができるようになっており、[[深海]]でも活発な活動が可能とされる<ref>{{cite news |title=アカマンボウは「温血魚」 熱を保ったまま体内循環 |newspaper=[[CNN]] |date=2015-5-18 |url=http://www.cnn.co.jp/fringe/35064632.html |accessdate=2015-6-6 }}</ref>。これは[[哺乳類]]や[[鳥類]]とほぼ同じ体温維持の方法である<ref>{{cite news |title=科学史上初の「恒温魚」、深海の生存競争で優位に 米研究 |newspaper=[[フランス通信社|AFPBB News]] |date=2015-5-15 |url=http://www.afpbb.com/articles/-/3048643 |accessdate=2015-6-6 }}</ref>。
 
このように体温維持の機構は様々である。