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{{暫定記事名|date=2011年3月}}
{{Otheruses|楽器}}
'''リュラー'''、'''リラ'''、'''ライアー'''、'''ライア'''([[古典ギリシア語]]:{{lang|el|λυρα}}、[[英語|英]]・[[フランス語|仏]]:lyre、[[ドイツ語|独]]:Lyra、Leier、[[イタリア語|伊]]:lira)は、[[弦楽器]]である。本来は[[古代ギリシア]]の竪琴(撥弦楽器)を意味するものであったが、後に形態の近いいくつかの楽器をこの名で呼ぶようになった。
 
[[中世]]ヨーロッパにおいてlyra、 liraなどの名称は、撥弦楽器のみならず似た形状の弓で弾く擦弦楽器にも用いられるようになった。これには[[フィドル]]から発展した一族も含まれる。一方、lyra、 Leierは[[ハーディ・ガーディ]]を指すようになり、Leierはさらに転じて「手回しオルガン(バレル・オルガン)」の意味にまでなった。また別に、(古代ギリシアの)リュラー型の枠を持った打楽器の一種でリラを名乗るもの([[ベルリラ]])まで現れ、しばしば混乱を招いている。
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** エチオピアのクラルkrar - 五もしくは六弦の竪琴。エチオピアやエリトリアで使われる撥弦楽器。[[五音音階]]に調律される。現代のクラルにはエレキギターのようにアンプ(電気的増幅装置)のついたものも存在する。伝統的には通常、木製で、布・ビーズによって飾り付けをされる。 クラルはしばしば居ごこちのよい食事の楽しい付属物として、ラブソングと世俗的な歌に伴われアズマリazmariと呼ばれる楽器演奏家兼歌手によって奏でられる。
* 現代のライアー
*:この楽器は、[[シュタイナー20世紀前半に、音楽家であり、治療教育]]現在頻繁あったエドモンド・プラハトEdmund Pracht 用いらよって生み出さた新たなものである。この場合は、一般にLeier「ライア」または「ライー」と呼ばれる(発音的には「ライア」が近い)。彼がスイスにある[[シュタイナー教育]]の治療教育の現場で働いていたことから、スイス、ドイツを中心としたシュタイナー教育で用いられるようになった。現在は教育楽器としてよりは、演奏楽器としてドイツを中心に世界中に広まっている。胴はゆがんだドーナツ形をしており、その一辺から他辺へ、平行に[[半音階]]に弦が張られている。弦はすべて金属弦が使われている。ピアノの白鍵にあたる弦と黒鍵にあたる弦とで張る高さが異なっており、白鍵は高く。黒鍵は低く張られる。右手は楽器の表から白鍵を、左手は裏からドーナツの穴にあたる部分を通して黒鍵と一部の白鍵の弦を演奏する。音域の違いで、アルトライア、ソプラノライアなどがある。スタジオジブリのアニメ映画『[[千と千尋の神隠し]]』の主題歌「いつも何度でも」の伴奏で用いられたことでも知られる。主として2ドイツを中心に、いく楽器会社ライアメーカーが製造している。
 
== 関連項目 ==