「後輪駆動」の版間の差分

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[[画像:En_rr001.png|thumb|220px|リアエンジン・リアドライブ概念図]]
RRは単に[[リアエンジン]]とも呼ばれ、車体後部(後輪車軸より後方)にエンジンを配置し、後輪を駆動する方式である。
* 駆動輪に掛かる荷重が大きく、発進時のトラクションに非常に優れる。また、ブレーキ時にも4輪に荷重がバランスよく掛かるため大変安定した性能を発揮する。[[ポルシェ・911]]のブレーキ性能が世界的評価を受けている理由は、その品質もさることながらRRで、なおかつエンジンの重心が低い[[水平対向エンジン]]であることの構造も関係している。
* 前輪の操縦性を確保しつつキャビンを広く取れるのが特徴だが、車体後端に重量物が集中しているため、高速走行時の安定性は悪い。このため現在では乗用車としては[[ポルシェ・911]]など一部でしか採用されていない。
* 室内容積を広く取れるため、[[第二次世界大戦]]後の[[小型車]]ではこのレイアウトが大流行し、日本の[[軽自動車]]でも隆盛を極めた時期があったが、高速化や重量の増加に対応するために大型化したフロントサスペンションやブレーキにスペースを奪われ、荷室([[トランク]])容量の確保が難しくなったこと、また、その特殊な運動特性から敬遠され、廃れていった。