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『'''吸血鬼ドラキュラ'''』(きゅうけつきドラキュラ、原題:''Dracula )''は、[[ブラム・ストーカー]]の[[ゴシック小説]]、[[ホラー小説]]。
 
== あらすじ ==
新たな獲物を求めて密かにイギリスに侵入した[[ドラキュラ伯爵]]に対して、その存在に気づき、これを退治しようとする[[ヴァン・ヘルシング]]教授とその仲間たちの戦いを描く。
 
== 背景 ==
[[ファイル:Dracula1st.jpeg|left|150px|thumb|[[ブラム・ストーカー]]著『ドラキュラ』の表紙(1897年)]]
小説「ドラキュラ」が[[ルーマニア語]]に初めて翻訳されたのは[[1989年]]の[[ルーマニア革命]]によって共産主義政権が終わった後の[[1990年]]であり、それまでストーカーの原作小説はルーマニアでは発禁書であった。このためルーマニアでは吸血鬼としてのドラキュラの知名度は著しく低かったと推測できる。ヴラド家の居城があった[[トランシルバニア]]の地元でも、[[吸血鬼]]伝説はない。ヴラド・ツェペシュは統制のために見せしめとして裏切りを行った貴族階級の家臣を、本来は平民への刑罰であり貴族階級には行われない[[串刺し]]刑を行った事から、「串刺し公」と呼ばれた領主ではあった。しかし、当時の社会情勢を考えれば、ヴラド・ツェペシュが他の領主と比べて格別に残忍だったということでもない。ヴラド・ツェペシュに関して吸血鬼に類する記録や伝説、伝承は皆無である。ドラキュラのモデルがヴラドとされていることについては、地元では観光に利用できることを喜ぶ反面、郷土の英雄を怪物扱いすることに対して複雑な気持ちを抱いている。
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小説の舞台背景は1885年で、小説が書かれた時代の現代劇であり、当時の価値観からして近代科学技術を織り交ぜながらよりモダンに書かれている。物語は3人称で語られ、全て日記や手紙、電報、新聞記事、[[蓄音機|蝋管式蓄音機]]などによる記述で構成されている。各々の記述者や叙述者の発言によって、徐々にドラキュラの企みが浮上していく構成となっている。
 
=== プロット登場人物 ===
新たな獲物を求めて密かにイギリスに侵入したドラキュラ伯爵に対して、その存在に気づき、これを退治しようとする[[ヴァン・ヘルシング]]教授とその仲間たちの戦いを描く。
 
=== 登場人物 ===
;ドラキュラ伯爵
:[[トランシルヴァニア]]は[[カルパチア山脈]]に居を構える吸血鬼。
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:ドラキュラ城においてハーカーに迫る三人の女吸血鬼。
:二人は浅黒く、一人は色白で金髪、いずれも美しく官能的な容貌をしている。
 
== 翻案 ==
 
=== 映画 ===
* [[吸血鬼ドラキュラ (1958年の映画)|吸血鬼ドラキュラ (1958年)]]
* [[吸血鬼ドラキュラの花嫁]] (1960)
* 凶人ドラキュラ (1966)
* 帰って来たドラキュラ (1968)
* ドラキュラ血の味 (1970)
* ドラキュラ復活・血のエクソシズム (1970)
* ドラキュラ'72 (1972)
* 新ドラキュラ/悪魔の儀式 (1973)
* ドラゴンvs7人の吸血鬼 (1974)
* [[ドラキュラ (映画)|ドラキュラ (1992年)]]
 
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[[Category:ルーマニア]]
[[Category:1890年代の小説]]
[[Category:アイルランドの小説]]