「コガネグモ」の版間の差分

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== 生態 ==
[[ファイル:Argiope amoena captured Graptopsaltria nigrofuscata.JPG|thumb|left|200px|[[アブラゼミ]]を捕獲したコガネグモ]]
造網性のクモで、ほぼ[[円 (数学)|円]]形に近いきれいな[[クモの網#円網|円網]](えんもう)を作る。クモは常に網の中心におり、頭を下に向けて止まる。この時、前2対と後ろ2対の足をそれぞれそろえて真っすぐに伸ばし、その配置はX字状になる。コガネグモは、この足の配置に合わせるように、網の上に糸の帯でできた白いジグザグの模様をつける。これを、クモの姿を隠すものという意味で「[[隠れ帯]]」と呼んだが、実際にその効果があるかどうかは分からない。単純に「白帯」(はくたい)と呼ぶ場合もある。なお、白帯の形は、特に幼虫の場合には円形であったり、縦一直線であったりと、様々である。
 
非常に攻撃的であり、餌の[[昆虫]]が網にかかると、ほとんど警戒することもなく、瞬時にその振動に反応して接近し噛みつく。さらに、獲物の体を[[独楽]]のように回しながら糸の帯を巻き付け、糸で包んでから網の中央に運び、そこで食べる。人為的に餌となりうるもの以外を網にかけたり挑発すると、網を網の平面に対して垂直に振動させて威嚇する。