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右、別当左大臣の宣(せん)を被(こうむ)るに偁(い)はく、件(くだん)の人、宜しく昇殿を聴(ゆる)すべし者(てへり)。
[[ファイル:Black_Crowned_Night_Heron_Ottawa.jpg|250px|右|サムネイル|[[醍醐天皇]]が[[神泉苑]]に行幸したとき、鷺が飛来。かしこまったのを天皇が喜び「五位」の位を授けた(『大鏡』)ことからサギの仲間には[[ゴイサギ]]のように「五位」の名を持つ種がいる。]]
 
なお、非常に滑稽な習慣であるが、五位未満の者が昇殿を認められない規則は、人間のみならず動物にも適用された。そのため、天皇が愛玩動物を飼う場合や、あるいは珍奇な動物を鑑賞する際には、その動物に五位の位階が授けられた。[[一条天皇]]の愛[[ネコ|猫]]の「命婦のおとど」が有名である。なお、同じく一条天皇が飼っていた[[イヌ]]である「翁丸」は、おそらく屋外で飼われていた事から無官であり、「命婦のおとど」を追いかけて「昇殿した」事から、折檻を加えられた上、島流しにされた。