「コンピレーション・アルバム」の版間の差分

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{{複数の問題|出典の明記|date=2011年9月17日 (土) 10:59 (UTC)|大言壮語=2014年6月}}
'''コンピレーション・アルバム'''(英語:'''compilation{{Lang-en-short|Compilation album'''}})は、特定の方針に基づいて編集(コンパイル)した[[アルバム]]。
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'''コンピレーション・アルバム'''(英語:'''compilation album''')は、特定の方針に基づいて編集(コンパイル)した[[アルバム]]。
[[ベスト・アルバム]]、[[オムニバス]]、[[トリビュート・アルバム]]と分類されるものも、[[日本]]以外では概ねコンピレーション・アルバムと分類している。
 
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== 歴史 ==
=== ヒット曲系コンピレーション ===
1980年代に、イギリスにて「[[w:en:Now That's What I Call Music!|NOWシリーズ]]」(英語記事)が発売され始めた。このシリーズは、まさに『今ヒットしている曲』をレーベルを超えて集めたアルバムコンセプトで、従来のコンピレーションにはないものが市場受けし爆発的にヒットした。
 
日本では、1960年代からポニー(現:[[ポニーキャニオン]])やアポロン(後の[[バンダイ・ミュージックエンタテインメント]])がレーベルの枠を越えたヒット曲を集めたコンピレーションのカセットテープを発売していたが、CDでは[[1986年]]に「[[BEAT EXPRESS]]」シリーズ([[エピックレコードジャパン|EPICソニー]])が発売を開始。[[EMIミュージック・ジャパン|東芝EMI]]からも[[1993年]]に日本版の「NOW」シリーズが発売された。ただし日本版NOWでは、収録曲は東芝EMIの所有している洋楽の楽曲のみで、ヒットチャートに登場した曲以外にもテレビCM等のタイアップ曲が収録されたアルバムであった。この当時のコンピレーション・アルバムの主な目的として「[[レコード会社]]における、自社の保有する音源の有効活用」があったため、この頃はレコード会社をまたいだコンピレーション・アルバムはまだほとんど存在しなかった。
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1990年に発売を開始した[[SUPER EUROBEAT]]シリーズ([[avex trax]])に端を発するダンス系コンピレーションシリーズが多く存在する。特に90年代前半の[[ディスコ]]を象徴する存在となった[[ジュリアナ東京]]とタッグを組んだ「JULIANA'S TOKYO」シリーズ(avex trax)は「ディスコで流れている音源がそのままCDになった」というそれまでにないコンセプトがヒットに結びついたことに加え、CDに付属する優待券をジュリアナ東京に持参すると入場料が無料になるという特典から、ジュリアナ東京自体の集客にも貢献した(ただしこの優待券の乱発がジュリアナ衰退の一因になったという見方もある。詳しくは[[ジュリアナ東京#閉店]]を参照)。このディスコ・クラブとコンピレーションのタッグという趣旨は、後に六本木・[[ヴェルファーレ]]と組んだ「CyberTRANCE」シリーズ(avex trax)などに受け継がれる。
 
それと並行に1991年7月に発売を開始した「'''SUPER CLUB GROOVIN'''」シリーズ(avex trax)は、[[ハウス (音楽)|ハウス]]、[[テクノ (ダンスミュージック)|テクノ]]、[[ラップ]]などの[[クラブ#.E3.83.8A.E3.82.A4.E3.83.88.E3.82.AF.E3.83.A9.E3.83.96|クラブ]]・ミュージックがメインとなった。「テクノハウス」が流行りはじめ、1993年2月に発売されたVol.14から「SUPER CLUB GROOVIN HOUSE REVOLUTION」に改名し、テクノハウスをはじめ[[トランス (音楽)|トランス]]、ハイパーテクノなど激しい楽曲も収録された。
 
1994年6月からは「'''HOUSE REVOLUTION'''」としてリニューアルされたVol.25からは収録曲が18曲に統一され、定番のハウス、テクノをはじめ[[ジャングル (音楽)|ジャングル]]や[[ラガマフィン]]、[[ロッテルダムテクノ]]、ハッピーハンドバッグなどのナンバーも収録されるようになった。1997年1月に発売されたVol.50から「'''[[SUPER DANCE FREAK]]'''」に改名し、[[R&B]]をはじめネオディスコ、ラテンディスコ、ディスコ・コンストラクション、ラッピンディスコなどのナンバーが収録。
 
1999年以降は流行の衰退とともに発売のペースが遅くなるが、2000年は今後流行るかもしれないトランスをはじめ懐かしのダンスナンバーのカバー曲が目立つようになるが、健闘もむなしく、2001年6月には「SUPER DANCE FREAK Vol.86 R&B HIPHOP PARTY」が発売され、1991年7月開始当初にメインとなっていたハウス、テクノなどのデジタルナンバーは一曲も収録されておらず、[[R&B]]と[[ヒップホップ]]のみの構成となっていた。それ以降は宣伝されないままVol.87、Vol.88とノンストップベストというかたちでリリースし、11月に発売されたVOL.89は「SUPER DANCE FREAK Vol.89 R&B HIPHOP PARTY Vol.2」として音楽雑誌等に宣伝された。
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2002年2月にはVol.90「SUPER DANCE FREAK Vol.90 BEST OF R&B HIPHOP PARTY」として発売されたが、同年7月に「R&B HIPHOP PARTY Vol.3」が発売されたときは、「SUPER DANCE FREAK」というネーミングが記載されておらず、事実上10年位続いてきたシリーズの歴史に幕を閉じることとなった。
 
この流れから、1996年にスタートした「'''[[Dancemaniaダンスマニア]]'''」シリーズ(東芝EMI)が国内で爆発的なブーム人気呼ぶ集める。これ以前のコンピレーション・アルバムにおいては「'''既にヒットした曲や有名アーティストの曲を寄せ集めたもの'''」が主流だったのに対し、「'''Dancemania'''」では「コンピレーション・アルバムからアーティストを発掘する」という新たな流れが生まれ、「'''SUPER EUROBEAT'''」シリーズ等他のダンス系コンピレーションとの相乗効果もあり、E-ROTIC・ME&MY・[[Smile.dk]]・NIKOなど多くのアーティストがブレイクした。さらにこれが、ほぼ同時期にシリーズがスタートした「'''[[beatmania]]'''」「'''[[Dance Dance Revolution]]'''」(DDR)などの[[音楽ゲーム]]人気にもつながり(特に初期のDDRは音源としてDancemaniaの収録曲を採用していた)、これによりCD売上も上昇するという好循環が生まれた。
 
=== その他 ===
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** [[〜the most relaxing〜 feel|feel]](フィール,[[EMIミュージック・ジャパン]])
** [[image (アルバムのシリーズ)|image]](イマージュ, [[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|ソニー・ミュージックジャパン インターナショナル]])
** [[pure (アルバムのシリーズ)|pure]](pure(ピュア,[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルインターナショナル]])
** AUBE COLLECTION
 
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** 80's ALIVE (3社合同)
** R35シリーズ (邦楽スピンオフ作品もあり [[R35 Sweet J-Ballads]]など)
** [[僕たちの洋楽ヒット]]
* バラード系