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{{格}}
 
'''斜格'''(しゃかく、{{lang-en-short|oblique case}}、{{lang-la-short|casus generalisobliquus}})は、[[名詞]]・[[代名詞]]・[[限定詞]]・[[形容詞]]のいずれかが[[格変化]]する言語において、[[標識 (言語学)|有標]]形をとりうる[[格]]<ref>実際の語形は無標のこともある。たとえば、英語の人称代名詞の目的格は有標形をとりうるが、 you, it の目的格は[[語形変化]]がなく、無標である。</ref>。格変化を有する[[インド・ヨーロッパ語族]]や[[フィンランド語]]などに見られる。一般には[[主格]]や[[絶対格]]以外の総称。
 
[[英語]]や[[フランス語]]・[[スペイン語]]などでは人称代名詞の直接・間接[[目的格]](直接目的格は[[対格]]に、間接目的格は[[与格]]に相当)、[[ドイツ語]]ではいわゆる2格([[属格]])・3格(与格)・4格(対格)が、[[ロシア語]]では[[生格]]・[[与格]]・[[対格]]・[[造格]]・[[前置格]]が、[[ラテン語]]では[[呼格]](男性名詞のみ)・[[属格]]・[[与格]]・[[対格]]・[[奪格]](名詞によっては[[処格]]も)が、[[サンスクリット]]では呼格・対格・[[具格]]・[[為格]](与格に相当)・奪格・属格・処格がこれに当たる。