「Averaged t-matrix Approximation」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m →‎原理: リンク先の修正
m +出典の明記
1行目:
{{出典の明記|date=2015年7月}}
'''ATA'''(Averaged t-matrix Approximation)は、ポテンシャルの配置が[[ランダム]]な系における[[電子]]の[[散乱]]を記述するt行列の扱い(平均化)に対する近似の一つ。この近似を利用することによってランダムな系での電子状態の計算が可能となる。ATAは[[コヒーレントポテンシャル近似|CPA]]の前段階の近似であり、[[自己無撞着]](=セルフコンシステント)な計算が行われていない。従ってその分、計算は高速だが精度は劣る。ATA、CPAが比較的扱い易いのは、[[合金]]などでポテンシャルは周期的に並んでいるが、その各成分原子がランダムに配置しているような場合である。