「フェラーリ・365GTB/4」の版間の差分

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前身の[[フェラーリ・275|275GTB/4]]のクラシカルな美しさとは対照的な、1970年代的なダイナミックな新しさを持ちながら破綻のない[[ピニンファリーナ]]の[[レオナルド・フィオラヴァンティ]]によるスタイリング、新設計のシリンダーブロックを持つ[[V型12気筒|V12]]・6[[ウェーバー (企業)|ウェーバー]]キャブレターエンジンがもたらす最高速度 280km/h・0-60mph加速 5.4秒という当時世界最速水準の動力性能、1996年に[[フェラーリ・550|550マラネロ]]が登場するまでフェラーリのスーパースポーツ(ベルリネッタ)としては途絶えてしまうフロントエンジン・リアドライブレイアウトによる古典的で豪快な操縦性、1972年から1974年まで[[ル・マン24時間レース]]GTクラス3年連続クラス優勝、生産中止から6年後である1979年のデイトナ24時間レース2位入賞などの輝かしいレーシングヒストリーなど数々の魅力があり、自動車雑誌[[:en:Sports Car International|'Sports Car International']]によって2004年には'Top sports car of the 1970s'に選ばれており、'[[:en:Motor Trend|Motor Trend Classic]]'誌は 'Greatest Ferraris of all time'の第二位に選んでいる。このため今日でも中古車は非常な高値で取引されている。
奇しくもランボルギーニのミウラシリーズと生産期間が重なり、スペックが(少なくとも公称値では)拮抗していることから、後のカウンタックと365GT4の関係のようにミウラシリーズとライバル関係とされることもある。
 
初期型は透明なプレクシグラス(アクリル樹脂、商品名)内に4灯式ヘッドライトを備えていたが、米国の安全基準に合致させるため1970年リトラクタブル式に変更された。1,406台のGTB/4が生産されたが、158台が右ハンドル、122台がスパイダー(365GTS/4右ハンドルは7台)であったが、後年になってクーペからスパイダー([[ロードスター]]のこと)に改造された例も少なくない<ref>クーペ改造のフロントウインドシールドは本来の365GTS/4のものより傾斜が強いことから識別出来る。</ref>。