「御先祖様万々歳!」の版間の差分

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==ストーリー==
;1.悪婦破家(あくふいえをやぶる)
:埋立地のマンションに父母と住む高校生・四方田犬丸(よもた・いぬまる)は、ホームドラマ的な日常に退屈していた。
:そんなある日、マンションのベランダから黄色い一輪の花を目撃し、見失う。玄関のチャイムが鳴るが面倒臭がって両親は出ない。しかたなく犬丸が玄関の扉の[[ドアスコープ]]から外を覗くとそこには、先程見かけた黄色い花がいた。
:迷いに迷った挙句扉を開けた犬丸は黄色いドレスの少女に抱きつかれる。その少女は、四方田麿子(よもた・まろこ)と名乗り、自分が犬丸の孫娘であり、彼に会いたいが為に未来からやってきたと言う。
:犬丸と父・甲子国(きねくに)は麿子を受け入れたが、母・多美子(たみこ)は受け入れることなく、家を出て行った。
;2.酒池肉林(しゅちにくりん)
:甲子国は麿子のために新たに一戸建て住宅をローンで購入。気がかりと言えば、家を出て行った妻の多美子と孫娘であるはずの麿子に色目を使う息子の犬丸。
:朝から家族団らんで鍋をつつく四方田家に、タイムパトロールを自称する室戸文明(むろと・ぶんめい)が麿子を捕まえようと乱入してくる。室戸文明を退けた犬丸は麿子と手に手を取って2人で逃避行へ。
;3.虎視眈眈(こしたんたん)
:アパート暮らしの犬丸、麿子を訪れたのは父甲子国名義の住宅ローン返済を迫る室戸文明(むろと・ふみあき)と名乗る男であった。
:前話と異なり、犬丸の攻撃をかわした文明は犬丸、麿子を捕える。
;4.捲土重来(けんどちょうらい)
:季節外れの[[大洗海岸]]の海の家で、犬丸は借金返済のためにトウモロコシを焼かされていた。
:そこへ、私立探偵・多々良伴内(たたら・ばんない)を伴った多美子が訪れ、麿子および文明が詐欺師であるという調査結果を突きつける。
:甲子国もそこへ現れ、久方ぶりの四方田家再会となる。……が、[[クラブ (ゴルフ用具)#ウッド|メタルフェイスのドライバー]]を手にした銀行強盗のニュースとパトカーのサイレンの音で、四方田家そろっての逃避行が始まる。
;5.一蓮托生(いちれんたくしょう)
:[[万引き]]、[[置引き]]、[[窃盗|かっぱらい]]、[[食い逃げ]]といった手段で生活をするようになっていた四方田家+伴内。
:大量の食品をスーパーから万引きし、一夜の宿にと逃げ込んだのは廃業した[[ドライブイン]]。
:だが、ドライブインは警察に包囲され、刑事のふりをし室戸文明が三度現れる。すったもんだの末、犬丸、甲子国、多美子、伴内は気絶。
:文明は麿子を相手に、これまで語られながら登場することのなかった麿子の父=犬丸の息子=四方田犬麿(よもた・いぬまろ)について、そして犬麿の母親について衝撃の独り語りを行い、銃声と共に幕が降りる。
;6.胡蝶之夢(こちょうのゆめ)
:犬丸は[[立喰師]]に身をやつしてまで、麿子を探していた。