「ジョン・サルストン」の版間の差分

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'''ジョン・エドワード・サルストン'''('''John Edward Sulston'''、[[1942年]][[3月27日]] - )は、[[イギリス]]の[[生物学者]]。[[ケンブリッジ大学]]の分子生物学研究所にて共同で研究をしていた[[シドニー・ブレナー]]及び[[ロバート・ホロビッツ]]と共に[[2002年]]の[[ノーベル生理学・医学賞]]を受賞した。

== 経歴 ==
ケンブリッジ大学[[ペンブルックカレッジ]]で学び、[[1963年]]に卒業した。彼はケンブリッジ大学の化学部に入り、[[ヌクレオチド]]の化学的な研究を行い、[[Ph.D.]]を取得。彼の人生を[[生物学]]への研究、特に[[分子生物学]]の分野に捧げた。彼は[[博士研究員]]として[[アメリカ合衆国]]にある[[ソーク研究所]]でしばらく働いた後、[[シドニー・ブレナー]]の元で、[[MRC分子生物学研究所]] (MRC Laboratory of Molecular Biology)で働くためにケンブリッジ大学に戻った。
 
彼は[[C. elegans|Caenorhabditis elegans]]と[[人間]]の[[ゲノム]]解析プロジェクト([[ヒトゲノム計画]])の両方で中心的な役割を果たした。彼はC. elegansの配列の成功は大規模なゲノム解析が可能であることを示すと主張した。
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C. elegansのゲノム解析が進むと共に、ヒトゲノム計画が始まった。このとき彼はイギリス、ケンブリッジのSanger Centre(現在のWellcome Trust Sanger Institute)のセンター長となっていた。
 
[[2000年]]に、ヒトゲノム計画において、ゲノムのドラフトが公開され、彼はSanger Centreのセンター長を引退した。[[2002年]]には、ケンブリッジの分子生物学研究所にて共同で研究をしていた[[シドニー・ブレナー]]及び[[ロバート・ホロビッツ]]と共に[[ノーベル生理学・医学賞]]を受賞した。
 
彼のLMB時代の最も重要な研究の一つは、C. elegansの細胞の分裂を正確に解明したことである。実際、彼と彼のチームは[[線虫]]の胎児の細胞系統を完全に辿ることに成功した。彼は今、人間の遺伝子情報の特許取得に反対している。
 
== 主な受 ==
* [[1991年]]: [[ガードナー国際賞]]
* [[1996年]]: [[ダーウィン・メダル]]
* [[1997年]]: [[ローゼンスティール賞]]
* [[2001年]]: [[アストゥリアス皇太子賞]]学術・技術研究部門
* 2002年: [[ガードナー国際賞]][[ノーベル生理学・医学賞]]
 
== 出典 ==
* [http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/laureates/2002/sulston-bio.html John E. Sulston - Biographical]
 
{{ノーベル生理学・医学賞受賞者 (2001年-2025年)}}