「第一書記」の版間の差分

[[ソビエト連邦共産党]]において、[[ヨシフ・スターリン]]（[[ソビエト連邦共産党書記長|党書記長]]・[[ソビエト連邦]][[首相]]）の死後、集団指導体制のもとで暫定的な最高指導者となった[[ゲオルギー・マレンコフ]]は、権力の帰趨が定まらない状況下で、スターリンの役職のうち政府首相職である「[[ソビエト連邦の首相#ソビエト連邦閣僚評議会議議長|閣僚会議議長]](首相)」（{{lang|ru|Председатель Совета Министров СССР}}）のみを継承し、「[[書記長]]」（{{lang|ru|Генеральный секретарь}}）を名乗らず、「筆頭[[書記]]」職にとどまった（が、わずか一週間で筆頭書記を追われた）。[[1953年]]に権力を掌握した[[ニキータ・フルシチョフ]]が、党首ではあるが「書記の一員」であることを含意して「第一書記」の称号を採用した。その後[[スターリン批判]]の一環として、この称号は個人崇拝否定の象徴となったが、フルシチョフ失脚後は、[[レオニード・ブレジネフ]]によって[[1966年]]に「書記長」に戻された。