「つづら折り」の版間の差分

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[[登山道]]や[[峠]]・[[河岸段丘|段丘]]越えの[[坂道]]では、最短距離(すなわち山裾と頂上を結ぶ直線上)に経路を設定すると急勾配になり過ぎ、多大な体力を消耗し場合によっては登れなかったり、転倒・転落の危険が増すなど、通行に支障を生じる場合がある。こうした不都合を解消するため、進行方向に対して敢えて斜めあるいは横向きに近い方向へ[[蛇行]]を入れ、個々の登坂の[[標高]]差を小さくすることで、傾斜の緩和が図られている。このようなつづら折りでは、直線経路よりも総合距離はかなり伸びてしまうが、道の険しさはゆるやかになり、全体として通行の利便性は向上する。
 
また、[[山地]]を抜ける道路でも、斜面の勾配が通過する[[自動車]]の動力性能を上回ってしまい、かつ、山岳を貫く[[トンネル]]や[[谷]]を越える[[橋]]の設置が技術面やコスト面で困難な場合に、つづら折りの[[道路]]が建設される。ただ、自動車では下り坂でスピードがつくと、急角度の折り返しを曲がりきれずに事故を起こしやすくなる危険性がある。逆に、そうした運転技量を要する急カーブの連続する区間が多いことから、80年代から2000年代初頭にかけての日本国内においては自らの技術を誇示する[[暴走族#違法競走型暴走族|違法競走型暴走族]]([[ローリング族]]や[[ドリフト走行|ドリフト族]]など)がこういったエリアに出没しやすい傾向にあった(近年では法整備や対策進み、減少傾向にある。)。近年は自動車の動力性能が向上されたこともあって道路勾配を多少急にしても自動車の走行が可能になりつつあることや、長大トンネルを掘削する技術などが向上したことから、高架橋、トンネルの建設による線形の改修が行われて解消が進んでいる。
 
== 語源 ==