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'''フスハー'''('''{{lang|ar|اللغة العربية الفصحى}}''' {{lang|ar-Latn|al-luġatu l-ʿarabiyyatu l-fuṣḥā}}, 「純正なアラビア語」)とは、'''標準アラビア語'''(Standard Arabic)を指す。日本では'''正則アラビア語'''(せいそく-ご)と呼ぶこともある。具体的に指している言語は、古典アラビア語と、現代の書き言葉であるが、この2つは一般には同一視されており、区別なくアル・フスハーと呼ばれる。[[文語]]として[[文学]]・[[共通語]]に使われる、[[アラビア語]]の下位言語であり、口語としてはもはや使用されていない。ゆえに一般的な言語学の定義からすれば、[[ラテン語]]、[[サンスクリット|サンスクリット語]]、かつての[[ヘブライ語]]同様、[[死語 (言語学)|死語]]である。
 
西欧の研究者は多くフスハーを大まかに二つにわけて考える。[[啓典]]『[[クルアーン]]』と7-9世紀の初期イスラームアラビア文学の古典アラビア語(古典北アラビア語)と、現代において共通語として用いられる'''現代標準アラビア語'''(Modern Standard Arabic)とである。現代標準アラビア語は古典アラビア語に深く根ざしており、アラブ人は一般に一つの言語の使用場面による使い分けであると考える。