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== 沿革 ==
[[File:Malthus - Essay on the principle of population, 1826 - 5884843.tif |thumb|''Essay on the principle of population'', 1826]]
著者のトマス・ロバート・マルサスは古典経済学の発展に寄与した経済学者であった。1766年2月13日に牧師の家庭に生まれ、[[ケンブリッジ大学]]で学んだ。1798年にマルサスは『人口論』を執筆した当時、イギリスではフランスとの戦争や物価の高騰などの経済問題が出現しており、対策として[[救貧法]]改正の是非が議論されていた時期であった。また[[フランス革命]]の影響で、[[ウィリアム・ゴドウィン]]らの啓蒙思想家により、社会改良による貧困や道徳的退廃の改善の実現が主張されていた。このような情勢の中でマルサスは[[人口]]の原理を示すことで理想的な革新派を批判しようとした。