削除された内容 追加された内容
m 曖昧さ回避ページへのリンクを付け替え(サポータースポーツ用サポーター
16行目:
 
== 形態学的観察 ==
捻挫とは文字通り[[関節]]を「捻り挫く(ねじりくじく)」事をいい、[[骨]]と骨を繋ぐ可動部[[関節]]周辺部位の損傷、関節を包む[[関節包]]や骨と骨を繋ぐ[[靭帯]]及び軟部組織(内臓骨以外の総称)を損傷した状態を指す。関節に、生理的可動許容範囲を超えた動きが強要される為、関節周囲の組織の損傷は大なり小なり必ず起こる。多くは損傷に連動して患部に痛みや腫脹、熱感等の[[炎症]]を引き起こす。また、理論上、関節がある部位なら場所を限定せず全身に起こりうるが、現実的には起きやすい関節、おこりにくい関節はある。[[ぎっくり腰]]や[[頸椎捻挫|ムチウチ]]の一部は、それぞれ腰椎・頚椎捻挫を起こした状態である。(大半は、関節ではなく単なる筋肉の障害の場合が多く、捻挫とは言わない。)
 
また、捻挫と同じく、関節に許容範囲を超えた動きが与えられた為におきる損傷として、[[脱臼]][[亜脱臼]]がある。それぞれ、捻挫:骨の位置関係に異常がない(関節面が完全に接触をたもっている)、亜脱臼:関節面が一部接触を保っている、脱臼:関節面の接触が全く失われている、という違いがある。
34行目:
靱帯の断裂など、重度の靭帯損傷を伴う場合には、ギプス固定治療もあるが、特に運動選手など活動性の高い人には手術によって靱帯形成術・靱帯縫合術が行われる事が多い。関節によって、手術療法の適応は異なり、膝や足首など荷重がかかる関節は手術の適応となることが多く、指や肘はならないことが多い。
 
治療後暫くの間は、過負荷を抑え保温の為、[[スポーツ用サポーター|サポーター]]や矯正具等を用いて再発抑止に努めるのが良いとされる。自己治癒判定後も、患部の[[炎症]]症状が強い場合には、適度(粗熱を取る程度、冷やし過ぎは禁物である。関節は通常、関節周囲の筋肉部分より熱感が少ないのが正常である。)な冷却を行うのが良い。
 
尚、捻挫に加えて脱臼など部位特定が容易な内出血を視認できるもの以外であっても、視認困難な広範囲の痛みを伴っている症状では、血液検査を実施するとGOTやCKという酵素の増加、そして白血球の増加が見られる(医学的基本)。肝機能障害でもGOTは増加するが、肝臓の場合はGPTも増加するので上昇していないことを確認することによって、筋肉ないし靭帯損傷、脱臼などと区別できる。
44行目:
* [[関節]] - [[靭帯]]
* [[脱臼]] - [[骨折]] - [[靭帯断裂]] - [[ぎっくり腰]] - [[突き指]] - [[打ち身]] - [[頸椎捻挫|ムチウチ]]
* [[リハビリ]] - [[スポーツ用サポーター|サポーター]] - [[ギプス]] - [[絆創膏]] - [[テーピング]]
*[[関節技]]