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軸を正確かつ滑らかに回転させるために使用される。[[摩擦]]による[[エネルギー]]損失や発熱を減少させ、部品の焼きつきを防ぐことが求められる。
 
輸送機械をはじめとして各種機械に多用されるが、それに限らず回転する部分がある機器には必ず存在する。幅広い機械製品で利用され、不可欠な部品のため「機械産業の米」とも呼ばれる<ref>{{Cite web |date=2012-4-21 |url=http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/557759/ |title=「ベアリングの価格カルテル 長年の悪弊断ち切れず」 |publisher=産経新聞 |accessdate=2012-12-29}}{{リンク切れ |deadlinkdate=2015-07-17}}</ref>。
 
日本は精密ベアリングの製造で世界のトップクラスの技術を持っており、世界のベアリング生産における日本企業のシェアは{{要出典範囲|date=2015年7月|3分の1を超えると言われている}}。
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軸受は[[輪軸]]の固定にも使われる。この場合に使われるのは[[すべり軸受]]で、輪軸で物を引っ張る際に軸が回転する長さより摩擦する長さを短くすることで、摩擦を大幅に軽減させる。
 
[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]は、[[ころ軸受]]の絵を1500年ごろに描いており、これが世界初とされている。しかし、そのような軸受の絵を最初に出版したのは [[:en:Agostino Ramelli|Agostino Ramelli]] で、1588年にころ軸受と[[スラスト軸受]]の絵を掲載した本を出版している<ref name="guran">{{Citation | last = [[アメリカ機械工学会|American Society of Mechanical Engineers]] | title = Transactions of the American Society of Mechanical Engineers | page = 441 | publisher = American Society of Mechanical Engineers | year = 1906 | volume = 27 | url = http://books.google.com/books?id=aWd1G50m8WEC&pg=RA1-PA441 | postscript =.}}</ref>。[[玉軸受]]には、玉同士が擦れあって追加の摩擦を生じるという問題があるが、それぞれの玉をかごに入れて互いに擦れないようにすれば問題を避けることができる。このような技法を採用した玉軸受は、1600年に[[ガリレオ・ガリレイ|ガリレオ]]が記述しているのが最初である。しかし、そのような玉軸受はその後も長年作ることができなかった。玉軸受用の玉を挟む輪(レース)の最初の特許は、1794年、[[カーマーゼン]]の [[:en:Philip Vaughan|Philip Vaughan]] が取得した。
 
世界初の実用的なころ軸受を発明したのは時計職人の[[ジョン・ハリソン (時計職人)|ジョン・ハリソン]]で、1740年代中ごろにH3という時計を作ったときのことだった。このときは非常に限られた振動的な動きに対する軸受だったが、後にハリソンは完全に回転する軸を固定する軸受も作っている。