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ケインズの言葉・・・「アメリカ合衆国とケインズプラン」1940年
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'''軍事ケインズ主義'''(ぐんじケインズしゅぎ、Military Keynesianism)は、直接的な[[戦争]]ではなく、[[景気]]や[[経済]]を調整する目的で多大な軍費を投入する政策である。「戦争を頻繁に行うことを公共政策の要とし、武器や軍需品に巨額の支出を行い、巨大な[[常備軍]]を持つことによって豊かな[[資本主義]]社会を永久に持続させられるとの主張」<ref>[[チャルマーズ・ジョンソン]]「[http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200804111727305 軍事ケインズ主義の終焉]」([[岩波書店]]『[[世界]]』2008年4月号)</ref>。
 
==ケインズの言葉==
1940年にケインズは「アメリカ合衆国とケインズプラン」<ref>「[[世界の名著]]」第57巻 [[宮崎義一]]訳 中央公論社</ref>の中で、戦争準備によりアメリカは大恐慌から復活を遂げるだろうと予見した。
::(アメリカの産業経済の巨大な生産力により)あなた方の戦争準備は(英国と違って)犠牲を必要とするどころか、かえって個人の消費をこれまで以上に促進し、それ(戦争による消費の促進と米国の復活)はニューディールが成功しても失敗に終わっても米国民に与えることができなかったものになる。
 
==NSC68==