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== 類型 ==
ロボットアニメは登場するロボットの種類によって幾つか類型に分けられる。ただし、「ヒト型(等身大)ロボットアニメ」「装着型ロボットアニメ」という分類が使われた事例が皆無に等しく、また一般的にロボットアニメといえば[[ヒト]]を模していない自律型ロボット」「遠隔操作型ロボット」「搭乗型ロボット」もしくはそれらをひっくるめた「'''巨大'''ロボットアニメことは留意されたし。なお例が多いがここ本節は日本におけ述べように「[[アンドロイド]]/[[ガイノイド]]」や「装着型ロボットアニメ」もこの部類ついて述べ該当する。
 
=== ヒト型ロボット ===
なお、ここでは日本におけるロボットアニメに見られる類型について述べる。
ヒトの形をしたロボットがおもに主人公となるジャンルで、等身大ロボットアニメとも呼べる。活劇はもちろん、人間との交流・共存、果ては恋愛がテーマとなることが多い。
 
最初のロボットアニメ作品は最初のテレビアニメ作品でもある『[[鉄腕アトム]]』(漫画:1952年、アニメ:1963年)。
=== アンドロイド・ガイノイド===
ヒトの形をしたロボット、即ちアンドロイドやガイノイドおもに主人公となるジャンルで、等身大ロボットアニメとも呼べる。活劇はもちろん、人間との交流・共存、果ては恋愛がテーマとなることが多い。最初のロボットアニメ作品は最初のテレビアニメ作品でもある『[[鉄腕アトム]]』(漫画:1952年、アニメ:1963年)
 
=== 自律型ロボット ===
ヒト型ではないが自我を持つロボットが主人公となるジャンル。ヒト型と同様、活劇はもちろん、人間との交流・共存がテーマとなる作品が多い。代表作品は『[[ドラえもん]]』『[[タイムボカンシリーズ]]』『[[トランスフォーマー]]シリーズ』『[[勇者シリーズ]]』など
 
代表作品は『[[タイムボカンシリーズ]]』『[[トランスフォーマー]]シリーズ』『[[勇者シリーズ]]』など。
カラーのロボットアニメ作品第1号である『[[アストロガンガー]]』(アニメ:1972年)では、「生きている金属」を使って生成した自律型ロボットに主人公が融合することでさらなる力を引き出すという異色な作品となっている。
 
=== 装着型ロボット ===
ヒトが装着型ロボットに変身するジャンル。補佐キャラクターに自律型ロボットが登場する作品も多い。代表作品は『[[機甲創世記モスピーダ]]』『[[トランスフォーマー]]シリーズ』『[[機甲警察メタルジャック]]』など
 
代表作品は『[[機甲創世記モスピーダ]]』『[[トランスフォーマー]]シリーズ』『[[機甲警察メタルジャック]]』など。
=== 遠隔操作型ロボット ===
巨大ロボットを、人間が外部から操作するタイプ。代表作品に、最初の巨大ロボット作品でもある『[[鉄人28号]]』(漫画:1956年、アニメ:1963年)など
 
代表作品に、最初の巨大ロボット作品でもある『[[鉄人28号]]』(漫画:1956年、アニメ:1963年)など。
=== 搭乗型ロボット ===
巨大ロボットに人間が乗り込み操作するタイプ。日本のロボットアニメの中で、最も作品数の多い一大ジャンルである。一般的にロボットアニメというとこのジャンル部類を指す例が多い。
 
最初の搭乗型巨大ロボットが登場する作品は、[[フランス]]の『[[王と鳥|やぶにらみの暴君]]』(アニメ:1950年)であり、『[[マジンガーZ]]』(漫画・アニメ:1972年)でジャンルとして確立。以降の代表作品に『[[機動戦士ガンダム]]』(アニメ:1979年)、『[[超時空要塞マクロス]]』(アニメ:1982年)、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』(アニメ:1995年)がある。
 
操縦方法も多種に渡り、『[[アストロガンガー]]』(アニメ:1972年)や『[[勇者ライディーン]]』(アニメ:1975年)では、ロボットと操縦者がシンクロする操縦方法が採用されている。
 
=== 分類基準 ===
何をもってロボットアニメとするかは見る側で基準がまちまちである。本記事においても「ロボットが登場する作品一覧」と題された項目へ無造作に作品を列挙する事態が常態化していた。ちなみに同一覧は[https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1&oldid=50635397 編集履歴2014/2/8]およびそれ以前の版を参照。
 
== 歴史 ==
=== 701970年代から801980年代まで ===
1970年前半は現在では「スーパーロボット系」などと呼ばれるジャンルのテレビアニメが生まれた時代である。魅力的かつ個性的な造形を持ち、通常兵器では到底及ばぬ強大な戦闘力を持つ巨大人型戦闘ロボットの存在を前提として、[[勧善懲悪]]と巨大メカ戦を基本にしながら今なお多くのファンを持つ作品群が数多く生まれた。そのほぼ全ての作品が玩具として商品展開されており、その中には『[[鋼鉄ジーグ]]』の様に視聴率には恵まれなくとも、玩具の販売成績の優秀さに支えられて放映が続いた作品も存在していた。
 
その後、[[1979年]]の『機動戦士ガンダム』の出現を皮切りに、世界観に[[政治]]・[[軍事]]・[[組織 (社会科学)|組織]]論なども絡ませ複雑化する物語や、[[物理学]]・[[機械工学]]・[[サイエンス・フィクション|SF理論]]などにある程度準拠したリアリティのあるメカデザイン・設定や戦闘描写がなされた「[[リアルロボット]]系」と総称されるアニメ群が一代ムーブメントを巻き起こす。そして、このリアルロボット系作品もまた『[[超時空要塞マクロス]]』『[[装甲騎兵ボトムズ]]』など様々な方向性に分化し、それぞれに頂点といえる作品を経ながら、その席巻は1980年代中盤にかけて続いた。
 
この[[1970年代]]から[[1980年代]]にかけては、ロボットアニメブームと呼ばれるほど多数のロボットアニメ作品が制作された。これは、当時の日本の人口の多数を占めていた[[バブル世1960年代]]から[[団塊ジュニア|プレ団塊ジュニア1970年代]]・[[ポスト団塊ジュニア]]の子供にかけて生まれた少年たちによって支えられていたと考えられる。[[視聴率]]も平均して高く、主な放送時間も夜7時から9時の[[ゴールデンタイム|プライムタイム]]であった。視聴者層の大半を占める子供たち向けの玩具(アニメに登場するロボットのプラモデルなど)の売り上げも好調であり、それらを販売する玩具メーカーがテレビアニメのスポンサーについた。だが、ピークを過ぎてくると、作品の量的飽和や過剰なリアル志向への行き詰まり感、人間キャラによるバトル物の流行などに伴ってタイアップ玩具の市場の閉塞感が見え隠れする様になり、それらに反動するかの如く、1970年代のスーパーロボット系作品へのオマージュを盛り込みつつ[[美少女]]や[[超能力]]といった要素を持たせたOVA作品が1987年頃から立て続けに製作され、この流れは1990年代前半まで続いた。
 
=== 901990年代以降 ===
1990年代でも玩具業界のタイアップによるロボットアニメの特徴を正統に受け継いだ作品は製作され続け、『[[勇者シリーズ]]』や『[[エルドランシリーズ]]』『平成ガンダム』と呼ばれる一連の子供向け作品群が生まれた。また、テレビゲーム『[[ドラゴンクエスト]]』などのブームを受けて、『[[魔神英雄伝ワタル]]』といったファンタジー要素を持たせたロボットアニメも放映された。
 
しかし、1990年代後半には視聴率低下やテレビ局側の事情などによる『勇者シリーズ』や『平成ガンダム』の打ち切りで陰りが見え始め、[[2000年代]]に入るとポストエヴァの作品も勢いを失い、その後継となる大きな潮流も生まれずロボットアニメは全体的に衰退傾向を呈している。特に[[全日]]枠アニメにおけるロボットアニメは壊滅状態となり、[[深夜アニメ]]での放映が事実上の標準となった(全日枠で現在も放送を継続している、巨大ロボットが登場する番組は[[特撮]]の『[[スーパー戦隊シリーズ]]』のみである)。
 
これは家庭用ゲームやトレーディングカードゲームの普及などによる趣味の多様化によって選択肢が増加した事を原因とする[[玩具]]業界全体の不振に伴うスポンサーの撤退、テレビ局と制作会社・玩具会社との軋轢などや、[[少子高齢化|日本の総人口に占める子供の割合が低下]]したことによってそこからさらに獲得できる客層の割合が減少したこと、そして現実の技術の発達や情勢の変化による従来の定番の陳腐化などが主な要因だった。
 
=== 002000年代以降 ===
こうした経緯を受けて、その後のロボットアニメでは企画段階から玩具会社を排除し、従来は子供向け玩具として製作されていた立体造形物も対象年齢がより高い[[ガレージキット]]などの限定的な[[版権]]許諾型ビジネスに留める一方で、[[DVD]]を販売する映像[[レーベル]]や[[メディアミックス]]系[[出版社]]などの販売が企画の中核となり、既にロボットアニメに親しんでいる大人層向けのアニメとして制作しソフトの売り上げを主たる収入源と位置づけるという、新たなビジネスモデルに基づいた作品が作られるようになり、それら客層に合わせて過去のヒット作の[[リメイク]]や続編作品なども作られるようになっていった。
 
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