「上部消化管内視鏡」の版間の差分

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内視鏡は観察のみにとどまらず、標本の採取([[生検]]:組織学的診断のために重要である。また[[ヘリコバクター・ピロリ]]の培養にも用いられる)や治療・手術にも用いられる。例えば[[ポリープ]]・悪性腫瘍などの粘膜病変に対し、内視鏡を用いて切除する処置(ポリペクトミー, [[内視鏡的粘膜切除術]];EMR, [[内視鏡的粘膜下層剥離術]];ESD)が行われる。上部消化管潰瘍・出血に対してはクリッピング・焼灼・[[エタノール]]注入・[[トロンビン]]散布・硬化療法などが施行される。内視鏡を用いた[[胆道]]・[[膵臓]]の検査・治療も行われる(ERCP・ERBD・ESTなど)。また胃瘻造設術にも用いられる(PEG; percutaneous endoscopic gastristomy)。先進的医療としては[[内視鏡的消化管全層切除術]](EFTR; endoscopic full-thickness resection), [[自然開口部越経管腔的内視鏡手術]](NOTES; Natural Orifice Translumenal Endoscopic Surgery)がある<ref>Medical ASAHI; (39)7: 18-19, 2010</ref>。<br>
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AIMの組成と散布
:1.5%酢酸 30mL, 蒸留水 30mL, インジゴカルミン原液 20mL を混和し総計 80mL として使用する<ref>消化器外科 30:1435-44, 2007 </ref>。酢酸 0.6%, インジゴカルミン 0.1%に調整した混合液 40mLを鉗子口より直接注入して、まんべんなく撤布する。腫瘍部は腺管構造が破壊されており、酢酸に対する粘液の分泌能が異なるため、正常組織と異なって描出される<ref>河原 祥朗. 上部消化管、画像強調内視鏡(IEE)の実践的活用法. Next Magazine. 2014;11:1-2.</ref>。
 
== 経鼻内視鏡 ==