「マタイ」の版間の差分

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新約聖書の最初におさめられた福音書(第一福音書)の本文には著者に関する言及はないが、古代以来伝統的にマタイによるものとされ、『[[マタイによる福音書]]』というタイトルがつけられている。近代以降の[[聖書学]]的研究のうち、[[高等批評]]では、エルサレム崩壊に関する記述は預言でないとの推測に基づく成立年代の設定などから、使徒マタイが著者であるという見解は疑問視されている<ref>『キリスト教を知る事典』教文館</ref>。だが[[聖書信仰]]の[[福音派]]では、現在もマタイが記者だと理解している<ref>尾山令仁『聖書の概説』羊群社</ref>。
 
各国語での表記は、ラテン語ではマタエウス ({{lang-la-short|Matthaeus}})、フランス語ではマテュー ({{lang-fr-short|Matthieu}})、英語ではマシュー ({{lang-en-short|Matthew}})、ドイツ語ではマテウス ({{lang-de-short|Matthäus}})、ロシア語ではマトフェイ ({{lang|-ru-short|Матфей}}) となる。日本語では「マタイ」という表記と共に、まれにイタリア語に由来する「マテオ」({{lang-it-short|Matteo}}) という表記が用いられることがある。[[日本におけるカトリック教会|(日本の)カトリック教会]]でも「マテオ」という表記が用いられていたがこれはラテン語に基づく<ref>ヨセフ・ハヤールほか『キリスト教史 11 現代に生きる教会』[[平凡社ライブラリー]]、1997年7月15日、ISBN:4-582-76209-3、p431</ref>。Matthaeusの[[奪格]]型Mattaeoを教会式発音によってカナ転写したものである[[日本ハリストス正教会]]ではロシア語名に由来する「マトフェイ」という表記を用いる。
 
== 生涯 ==