「イスパノ・スイザ HS.404」の版間の差分

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== 対空機関砲としての利用 ==
[[File:TCM-20-hatzerim-2.jpg|thumb|250px|HS.404をM45機銃架に搭載した、<br/>TCM-20対空機関砲]]
第二次世界大戦中、アメリカ軍では、HS.404系の元になった[[エリコンFF 20 mm 機関砲|エリコン FFS]]機関砲を、航空機搭載用としてだけでなく、陸上や海上で対空機関砲としても使用していた。そういった中で、[[M3ハーフトラック]]をベースに4連装の12.7mm[[ブローニングM2重機関銃|M2重機関銃]]を搭載した[[M16自走対空自走砲]]を改造し、M16自走対空自走砲と同じ'''[[M16対空自走砲#M45機関銃架|M45機関銃架]]'''に2連装のエリコンFFS 20mm機関砲を搭載した'''T10E1自走対空砲'''が開発された。

この車両は結局、アメリカ軍では量産はされなかったが、第二次世界大戦後に[[イスラエル国防軍]]によって、M45機関銃架に2廷のHS.404を搭載した2連装対空機関砲として実用化された。この機関砲は'''TCM-20'''と呼称され、M3ハーフトラックや[[BTR-152]]装甲車に搭載されて使用された。また自走型以外にも右の写真のように地上据置で使用されたり、1軸2輪の[[フルトレーラー|トレーラー]]に積載して小型トラックで牽引可能としたものも見られた。1973年に発生した[[第四次中東戦争]]でも、旧式兵器でありながら26機を撃墜する活躍を見せた。
 
TCM-20はイスラエル国防軍のほか、[[ウルグアイ陸軍]]でも使用されている。[[チリ陸軍]]では6x6の[[ピラーニャ]]装輪装甲車にTCM-20を搭載した自走対空車両を保有している<ref>[http://www.taringa.net/comunidades/armados/9063637/Ejercito-de-Chile-Cifras-Equipos.html]</ref>。
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