「イソ酪酸」の版間の差分

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'''イソ酪酸'''(イソらくさん、Isobutyric acid)は、分子式 C<sub>4</sub>H<sub>8</sub>O<sub>2</sub>、示性式 (CH<sub>3</sub>)<sub>2</sub>CHCOOH の[[カルボン酸]]の一種。[[酪酸]]の[[構造異性体]]で、'''ジメチル酢酸'''などの別名がある。[[分子量]]は 88.11、[[CAS登録番号]]は [79-31-2]。
 
常温・常圧において無色透明で不快な刺激がある油状[[液体]]で、[[融点]] &minus;47 ℃・[[沸点]] 154 ℃。酪酸と同様に弱酸だが、腐食性があるので取り扱いには注意を要する。
 
[[イソブタノール]]の[[酸化]]によって得られるが、酪酸と異なり[[発酵]]では生成しない。工業的にはn-ブタノール製造時の副生成物として得られ、生産量はn-ブタノールの1/10以下。天然には遊離酸あるいは[[エステル]]として[[マメ科]]や[[セリ科]]の[[植物]]中に存在する。
 
[[水]]には少し[[溶解]]するほか、[[エタノール]]・各種[[エーテル (化学)|エーテル]]とは任意の割合で混じり合う。