「タックスマン」の版間の差分

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==概要==
ジョージ作の公式発表曲では唯一、アルバムのオープニングを飾ったナンバーである。ちなみに、[[ジョン・レノン]]が曲作りに手助けをしており、「ジョージの歌のうちじゃ傑作に入る『タックス・マン<ref>表記ママ</ref>』を作ってた時に、ジョージはぼくに、電話で、助けてくれって頼んできた。いくつかパンチの効いたことを考えてやった」と語っている<ref>出典:「ジョン・レノン PLAYBOY インタビュー」[[1981年]] [[集英社]] 43頁</ref>。
 
ジョージが「『タックスマン』は、お金を稼げるようになったものの、実際はそのほとんどを税金に取られてしまうということに初めて気づいて書いた曲<ref>出典:ジョージ・ハリスン著「ジョージ・ハリスン自伝 I・ME・MINE」 山川真理訳 2002年 [[河出書房新社]] 164頁</ref>」と語っている通りように、当時の[[1964年]]から[[1970年]]までの[[労働党 (イギリス)|労働党]][[ハロルド・ウィルソン|ウィルソン]]政権は、充実した[[社会保障]]を維持するために95パーセントという高い税金を富裕層に課していた。ジョージはこの境遇を皮肉ってこの曲を作った。歌詞には、当時のウィルソン首相と[[野党]]第1党の[[エドワード・ヒース|ヒース]][[保守党 (イギリス)|保守党]]党首([[1970年]]から[[1974年]]まで保守党政権の首相となる)が登場するが、反対党の党首まで出す事によってバランスをとっていた。
 
リード・ギターは、『リボルバー』の時期以降のポールによる楽曲では珍しく、[[ポール・マッカートニー]]が担当している<ref>"Crawdaddy" 1977.2におけるジョージの発言より。</ref>。ジョージは、このプレイに「インド風で満足している」と評している<ref>{{cite magazine |title=Guitar |month= November | year= 1987 |isbn=}}</ref>。