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タイ国外のソンテウ;{{出典の明記|date=2015年8月}}
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[[画像:Isuzu_N-Series_songthaew_01.jpg|thumb|ソンテウ]]
[[画像:Songthaewinside.JPG|thumb|right|ソンテウの客席]]'''ソンテウ'''({{lang-th|สองแถว}}, songthaew)とは、[[タイ王国|タイ]]周辺で広く普及している、小型[[貨物自動車|トラック]]の荷台を[[改造車|改造]]して[[旅客]]用とした乗り物である。[[乗合行為|乗合]][[バス (交通機関)|バス]]又は[[乗合タクシー]]に相当する。また、一般の[[タクシー]]のような利用が可能な地域もある。タイ国外にも同様のものがある。
 
== 概要 ==
[[バンコク]]を除くほとんどの都市とその周辺の[[村落|農村]]地帯で運行されている。ソンテウとは[[タイ語]]で「2列」を意味する。これは、ソンテウの客席がトラックの荷台部分に向かい合わせで配置されており、2列になっているためである。
 
ソンテウの運行形式は主に2種類あり、[[路線バス]]のように決められたルートを運行するものと、[[タクシー]]のように客の指示する目的地に向かうものとがある。バス式ソンテウは主に[[地方都市]]とその周辺の農村部を結ぶ役割を果たしており、全国に路線網が張り巡らされている。タクシー式ソンテウは[[チエンマイ]]や[[ハート・ヤイ]]など一定の規模を持つ地方都市に見られ、市内の移動に利用されている。いずれも一般[[庶民]]のもっとも日常的な交通手段として使われており、[[運賃]]も安価である。
 
=== タクシー式ソンテウの乗り方 ===
# まず、通りを流しているソンテウに手で合図をして停める。タイで上に相手の頭より高く手を挙げずにるのは無礼な行為であるため、真横に突き出すのが普通である。
# ソンテウが停止したら、[[操縦席|運転席]]に駆け寄り[[運転手]]に行き先を告げる。運転手の行きたい方向に合致していれば、[[交渉]]成立となる。地元の人間はそのまま乗車するが、[[観光]]客の場合は乗車する前に運賃の交渉をしたほうがよい。
# 目的地についたら降車し、運転手に運賃を支払う。
 
=== タクシー式ソンテウの相場 ===
運賃は運転手と交渉して決める。[[市街地]]内の移動であれば約10[[バーツ]]{{いつ|date=2015年8月}}、数 km離れた場所であっても20バーツ未満が相場{{いつ|date=2015年8月}}である([[プーケット]]などの観光地では30バーツ前後{{いつ|date=2015年8月}})。また複数人での乗車の場合には、さらに割引されることもある。ソンテウによっては「(市内であれば)どんなに遠くても10バーツ」([[運賃制度#均一性|均一運賃]])のステッカーを貼っていることもあるが、外国人観光客がタイ語を読めないことに乗じて高額の運賃を吹っかけてくる場合もあり、注意が必要である。ただし、多少通常料金よりも高くなったとしても、[[三輪タクシー|トゥクトゥク]]などの観光客向けの交通機関を利用する場合より安価で済むことがほとんどである。
 
== タイ国外 ==
[[File:Songthaew at Paksane Laos.JPG|thumb|ラオスでバスとして利用されるソンテウ。[[ボーリカムサイ県]]パークサンにて]]
[[File:Songthaew style bus in HCMC.jpg|thumb|ベトナム、[[ホーチミン市]]で見られソンテウ形式の路線バス]]
[[ラオス]]では主に国内線中距離バスとして主に使われている。また、[[ベトナム]]でも路線バスの一部にソンテウと同じタイプの車体を利用したものがある。
 
== 関連項目 ==
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[[Category:乗合タクシー]]
[[Category:タイのバス交通]]
[[Category:ラオスのバス交通]]
[[Category:ベトナムのバス交通]]