「リバーミード行動記憶検査」の版間の差分

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'''リバーミード行動記憶検査'''(リバーミードこうどうきおくけんさ、''Rivermead Behavioural Memory Test''、'''RBMT''')は、[[記憶障害]]の診断に[[1985年]]に[[:en:Barbara Wilson]]らにより開発された。名称は、イギリス・オックスフォード大学のリバーミードリハビリテーションセンターで開発されたことによる。[[1999年]]に拡張版、[[2003年]]に第2版が発売され、現在の最新版は[[2008年]]発売の第3版(Third Edition)。
 
==概要==
検査時間は30分程度。従来の検査と比較して、より日常生活に近い状況をシミュレートして[[日常記憶]]の診断できることが特徴である。医師の診断のみならず、[[臨床心理士]]、[[作業療法士]]、[[言語聴覚士]]、[[理学療法士]]などの専門職を援助できる内容になっている。
 
==質問内容==
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==診断==
スクリーニング点(SS、最高12点)と標準プロフィール点(SPS、最高24点)で診断する。スクリーニング点は記憶障害全般、標準プロフィール点は日常生活における障害の度合いを見る。下記が診断の目安だが、年齢毎の[[カットオフ値]](病態識別値)が設定されており、高齢者ではボーダーラインが低くなる。
 
===標準プロフィール点===
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*:16~17点 みずからノートを見返し、指摘されたことを積み重ねて記憶することが容易になる。
 
*17~21点 ボーダーライン/軽度記憶障害
*:17点 一人で計画的に買い物できる。
*:18点 復職を検討する。
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*[[ミニメンタルステート検査]](MMSE)
*[[ウェクスラー成人知能検査]](WAIS)
*[[ウクスラー記憶検査]](WMS-R)
*[[高次脳機能障害]]
*[[脳血管障害|脳卒中]]