「相馬愛蔵」の版間の差分

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*[[関東大震災]]で難民となった人々が新宿へと逃れてきたとき、便乗して高額な商品を売りつけるような真似をせず、安価なパンなどを連日販売して人々の飢えを満たした。『奉仕パン』『地震饅頭』などと大書して販売していた写真が現存している。
*[[昭和金融恐慌]]で[[取り付け騒ぎ]]が発生し、取引先の[[安田銀行]]に預金を確保しようとする人の列が出来た。その際、部下に金庫の有り金を全て持たせてかけつけさせ、「中村屋ですがお預け!」と大声を出させることによって群衆のパニックを収めた。
*[[1928年]]に国外の実業界を視察するため[[ヨーロッパ]]を訪問した際、「[[西洋人]]が日本に来ても日本の[[着物]]を着ずに自分たちの服装で堂々としているのに、日本人だけが着物を脱いで、似合わない洋服を着るのはおかしいうえ、格好が悪い」という考えから、常時着物で押し通し、大歓迎を受け、着物姿のほうが正装になり、厚遇を受けることを実証してみせた<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/{{NDLDC|1099469/18}} 『中村屋店主相馬愛蔵氏欧洲視察談』相馬氏帰朝歓迎会編 1928 ]</ref>。また、西洋人は対等でないと思った人間に対してはすぐに[[奴隷]]のようにみなすことを指摘し、日本人[[留学生]]たちが気弱のため馬鹿にされていることを嘆き、彼らの高すぎる家賃を大家と交渉して値下げさせたりもした<ref>『中村屋店主相馬愛蔵氏欧洲視察談』p27</ref>。商交渉においても対等的な態度がいかに重要かを説いている。
 
== 著書 ==
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==外部リンク==
*[http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1147.html 相馬 愛蔵:作家別作品リスト]([[青空文庫]])
*[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/{{NDLDC|1099587}} 『私の商売 : 商人たるの喜び』相馬愛蔵著 (六芸社, 1938) ] 近代デジタルライブラリー
 
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