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'''ペットロス症候群'''(ペットロスしょうこうぐん)とは、[[ペット]]と死別したり、ペットが行方不明になったり、盗難に遭ったりしたこと<ref>[http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=45647 [ペットロス]仲間と悲しみ共有] 読売新聞 (2011-8-18)</ref>などを契機に発生する[[疾患]]ないし心身の[[症状]]のこと。
 
== 概要 ==
ペットロスは文字通り「ペットを失う事」である。ペットを失うと、様々な心身(精神的・身体的)の[[症状]]が起こる。これは、ペットと共に過ごす事によって培われた深い[[愛|愛着・愛情]]が、突然に訪れるペットの「[[死]]」や行方不明などによって行き場をなくしてしまうことによって、引き起こされる症状だと解されている。引き起こされる症状の程度については個人差が大きい。たとえば、子育てを終えた熟年夫婦にとってはペットが我が子同然の存在になっていることもあり、ペットを失ったショックもまた大きい。
 
ペットロス症候群とは、ペットとの別れなどという[[ストレス (生体)|ストレス]]が契機となって発症した[[精神疾患]]([[症候群]]≒病気≒疾患)をい、精神症状に付随して身体症状を伴う場合も少なくない。
 
 
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日本では2000年代頃から注目を集めるようになったが、ペット産業の盛んな米国では1990年代頃より精神疾患の契機として重要視されるようになった。<!--記述者メモ:症例として報告された事例があればよいのだが-->
 
日本では、[[内田百間|内田百{{CP932フォント|閒}}]]の『ノラや』([[1957年]])が、ペットロス症候群という言葉さえなかったころの、同症候群に関する記述として注目される。
 
== 代表的な精神疾患・症状 ==
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ペットの死で悩んでいることが周囲の人に理解されないという問題もある。
 
その一方で「死」という現象を受け入れるための儀式として[[葬儀]]があるが、日本でも次第に[[ペット供養]]などのサービスも増加しており、これらの需要が少なくないことがうかがわれる。ペットロス症候群では、死別を不可避と考え、自分の中の気持ちを切り替えていくことも治療の一環と考えられるため、何らかの形で失ったペットとの絆に一つの区切りを設けるのも必要なのだろう。
 
== 脚注 ==
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* [[殺処分]]
*[[Kagrra,]] 2006年に発表したシングル「うたかた」の歌詞は、ヴォーカルの一志が愛犬を亡くし、周囲の励ましでペットロスを乗り越え書かれたもの<ref>[http://ameblo.jp/kagrra-isshi/entry-10036842277.html 一年、、、。|【PSC】Kagrra, 一志の独言(2007.06.16)]</ref>。
*[[穴澤賢]] 著書「またね、富士丸。」(世界文化社刊)にて、飼い犬を突然亡くした直後ペットロスに陥った経験を綴っている。
* [[連続テレビ小説]][[あまちゃん]] - 放送終了に関連し視聴者が寂しくなっている状況をペットロス症候群に因んで「あまロス」とマスコミが名づけている。
* [[森田一義アワー 笑っていいとも!]] - 2014年3月で31年半に渡る放送が終了し、この番組に慣れていた視聴者が寂しくなっている状況をペットロス症候群と司会の[[タモリ]]に因んで「タモロス症候群」とマスコミが名づけている。
 
== 脚注 ==