「不審者情報」の版間の差分

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==事案==
代表的な不審者情報の事案は、次のとおり。
* 声かけ事案<ref name="aichi" />
: 通学時などにおける犯罪の可能性がある不審者による声かけ。子供が不安を感じるような言葉をかける、あるいは不安を感じさせる態度で話かけるなど。
* つきまとい事案<ref name="aichi" />
: 子供の通学路などでの進路を妨害する、付きまとうなどの行為。
* 連れ去り容疑事案<ref name="aichi" />
: 子供に対し、「お母さんが呼んでいるよ」などと言い連れ去ろうとしたり、「スーパーマーケットまでの道を教えて」などを言って車に乗せようとしたりする行為。
* 性的嫌がらせ行為
: 服を脱がされる、体を触られるなどの[[痴漢]]行為のほか、性的な言葉を投げかけられる、下半身を触られる、不審者に性器を見せつけられるなど。
* 写真撮影
: 見知らぬ人に写真撮影される。
 
==錯誤情報の例==
悪意ない人物行為であっても、子供や保護者が不安を抱けば、あるいは目撃者が不審と感じれば、不審者として錯誤して取り扱われることがある。このため、不審者情報の中には、下記のような例で不審者として勘違いされることも想定している。
 
*単に を聞こうとして案内やあいさつのつもりで声をかけてきた人を児童が不審者と勘違いする。<ref>[http://www.police.pref.yamaguchi.jp/0210/koekake/koe.top.html 「子どもに対する声かけ事案等」山口県警察]</ref>
* 児童公園で休憩してる人物を不審者と勘違いする。
* 児童が知り合いの年の離れた人物と外で一緒にいる時、その人物を不審者と勘違いする。普段あまり顔を見ない親類を不審者と勘違いすることも。
* 近所の人の声かけを不審者と勘違いする。<ref name="hyogo-20080221">[http://e-ina.seesaa.net/category/4560706-1.html ひょうご防犯ネット 阪神版川西] 2008年2月21日のケース「広報誌用の写真撮影を行なっていた自治会役員の子供への声かけを、不審者と勘違いする」</ref>。
* 児童が面白半分で防犯ブザーを鳴らし(または誤動作で鳴らしてしまい)、すぐ近くにいた人を不審者と勘違いする。
* 散歩中の人物が自分の母校を眺めてるだけで、それを見た人が不審者と勘違いする。
* 自転車で追い抜いただけの者を不審者として通報する。
 
2000年代に入ってからは、治安への不安や過剰な、[[個人情報]]と[[プライバシー]]を保護する意識もあって高まり、些細なことでも警察に通報する事例が増えており、迷子を送り届けたら犯罪者として逮捕された事例<ref>[http://www.j-cast.com/2009/01/02032900.html?p=1] 見知らぬ人すべて「不審者」扱い これじゃ誰も子ども助けない 教育評論家の[[尾木直樹]]さんに聞く 2009/1/ 2</ref>や、長時間の尋問や社会からの制裁を恐れて迷子に声をかけることをためらい110番通報だけをして立ち去った事例<ref>[http://www.j-cast.com/2014/01/10193930.html 迷子に「どうしたの」と声かけるべきか 「不審者」扱い怖く、「110番」した実例巡り議論] 2014/1/10</ref>などが報告・報道されている。
 
==その他==
* 長野県での不審者情報で、不審者の特徴を「[[和田アキ子]]風の黒色短髪」といった表現で公開されたことがあった<ref>日刊スポーツ2007年9月15日</ref>。なおこれは和田アキ子の出演番組[[アッコにおまかせ]]でも放送された<ref>アッコにおまかせ 2007年9月15日放送にて</ref>。
* 不審者の他に「変質者、変態おじさん、〇〇おじさん(児童が勝手につけた称)」などがある。
 
==脚注==
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*[[防犯]]
 
{{DEFAULTSORT:ふしんしやしようほう}}[[Category:防犯]]
[[Category:防犯]]