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'''ムラサメ'''(MURASAME)は、2004年の[[テレビアニメ]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』に登場する、[[モビルスーツ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|モビルスーツ]](MS)に分類される[[架空のロボット兵器の一覧|有人操縦式ロボット兵器]]の一機種
 
人型機動兵器「'''[[モビルスーツ]]'''」(MS)の1機種。「[[オーブ連合首長国]]」が「[[M1アストレイ]]」の後継機として開発した量産機で、戦闘機のような高速飛行形態に変形する[[可変モビルスーツ|可変MS]]。制式カラーは白地に黒・赤の塗り分けだが、[[アンドリュー・バルトフェルド]]機は黄色系で塗装されている。
 
[[メカニックデザイン]]は[[大河原邦男]]。
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[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ウズミ・ナラ・アスハ|ウズミ]]政権の中立宣言以来、オーブは中立国としての立場を堅持し、その戦力は外征軍としてではなく、あくまで本土・沿岸水域防衛のためのものとして整備されていた。しかし、C.E.71年6月に[[コズミック・イラ#オーブ解放作戦|地球連合との戦い]]に敗れ一時主権を失って以降、オーブ国防軍の軍事政策に変化が起きる。すなわち、攻め寄せる敵軍を眼前に迎えて本土籠城に徹するのではなく、外洋型攻撃戦力による積極防衛に転換し、艦船やMSにも制圧力が求められるようになった<ref name="pa">『パーフェクトアーカイブ機動戦士ガンダムSEED DESTINY』で[[森田繁]]が語るところによる。</ref>。このドクトリンからすると、従来オーブが整備してきた沿海水域防衛用の艦隊編成と、[[航続距離]]と速度の不足した飛行MS M1アストレイ・シュライクでは、制圧力不足であった<ref name="pa"></ref>。こうして、外征能力を持つ大型[[航空母艦]]「[[コズミック・イラの艦船及びその他の兵器#タケミカズチ級|タケミカズチ]]」と、[[固定翼機|固定翼]][[戦闘爆撃機|戦闘攻撃機]]の能力を併せ持つ可変MS「ムラサメ」が開発されることになったのである。MS形態に関しては、意匠、能力ともにM1アストレイの発展改良型として設計された。また航空機である飛行形態は[[前進翼]]と[[カナード翼]]を組み合わせた空中機動性重視のデザインが採用されている。
 
その戦力であるオーブ軍のMSは国土の防衛が主な目的であり、島嶼国家であるオーブの防衛には必然的に航空能力が要求される。このような理由からムラサメは[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球連合軍]]や[[プラント (ガンダムシリーズ)#ザフト|ザフト軍]]の次期主力MS([[コズミック・イラ|C.E.]]73時点)のようなバックパック換装型のMSではなく、大気圏内での飛行能力と[[戦闘機]]型[[モビルアーマー]](MA)への変形機構を有する可変MSとして開発された。
 
その飛行能力は機体が軽量な事やMA形態への変形機構を有する事から、機動性、加速能力、航続距離などあらゆる点においてかなり高いレベルにある。また、国土の防衛が目的とは言え汎用性も考慮されており、宇宙空間での運用も可能。武装はビームライフルやビームサーベル等の基本装備の他、MA形態時用のビーム砲や[[ミサイル#対空ミサイル|空対空ミサイル]]を備えている。更に主翼のハードポイントには連合の[[ストライカーパック#ジェットストライカー|ジェットストライカー]]と同様に[[対艦ミサイル]]やプロペラントタンクを搭載可能。高機動汎用MSと戦闘機の性能を両立した完成度の高い機体である。