「インドの言語」の版間の差分

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このうち、{{unicode|r̥ }} 以下の4文字は、サンスクリットにのみ表れ、母音化([[音節#音節主音的子音|音節主音化]])した r/l を表す。
 
この一覧では、同じ[[母音]]の短母音と長母音が対になって表示されている( a と ā、i と ī など)。最初の「 a 」は、英語の bus のなかの「 u 」のような音({{ipa|ə}})である。日本語の音韻表である[[五十音]]で、「あいうえお, a i u e o 」という順番になっているのは、このサンスクリットの順序に基づいている。「 {{unicode|aḥ}} 」は[[サンスクリット]]化された単語に固有で、苦痛や災難を意味する、duhkh(a)h{{unicode|duḥkhaḥ}} の場合のように、単語の終わりの部分音節末に現れる。
 
これらの文字はサンスクリットの音韻体系にもとづいて決められたため、現代のインドの言語では、音声とつづりの差が大きくなっている。東インドの言語である[[ベンガル語]]、[[オリヤー語]]、[[アッサム語]]では短母音「 a 」がほとんど「 o 」のように発音されている。母音の長短を区別しない言語や、母音が5種類より多い言語も多い。多くの言語では {{unicode|ś}} と {{unicode|ṣ}} を区別しない。