「ルノースポール・スパイダー」の版間の差分

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== 概要 ==
* [[ルノー]]のモータースポーツ部門である[[ルノー・スポール]]が製造した初の市販車。[[1995年]]の[[ジュネーブ・モーターショー]]で発表、翌年から市販を開始した。設計統括およびデザインはデザイン担当上級副社長の[[:en:Patrick Le Quément|パトリック・ルケマン]]が担当。
* ノルウェーの世界的アルミニウムメーカー、[[ノルスク・ハイドロ]]社の軽金属部門であるハイドロ・アルミニウムデンマーク工場で製造された強固なアルミスペースフレームとハニカム樹脂ボードで形成された[[シャーシ]]の[[コクピット]]背後に[[ルノー・メガーヌ]]16Vの2,000ccDOHC16バルブ四気筒エンジンを横置き搭載。[[サスペンション]]には前後ともプッシュロッド式[[ダブルウィッシュボーン]]、ボディパネルには[[繊維強化プラスチック|FRP]]が採用された。
*元は [[フランス]]国内でルノーが開催していたワンメイクレース「スパイダートロフィー」のために開発された競技用車両であり、ロードゴーイングバージョンにも公道を走行するのに最低限必要な保安部品以外は[[エアコン]]・[[オーディオ]]といった快適装備はもちろん[[ABS]]や[[LSD]]、[[パワーステアリング]]や[[ブレーキサーボ]]といった現代において標準的な走行アシスト機能も備わらず、[[フロントスクリーン]]すらない(代わりに[[運転席]]の手前に風の向きを変える[[エアロパーツ]]を設置)というストイックな仕様であった。後に通常の[[フロントスクリーン]]と固定式[[三角窓]]を装備した仕様も加わり、区別のために前者仕様は「ソートバン(saute-vent)」、後者仕様は「パラブリーズ(pare-brise)」と名付けられた。
* [[ディエップ]]の[[アルピーヌ]]・ファクトリーでほぼ手作りにより約1,700台を生産。日本の正規販売は[[ヤナセ]]傘下の[[フランス・モーターズ]]を通じ行われ、1998年から1999年にかけて100台が輸入・販売された(すべてパラブリーズ仕様)。