「狼と七匹の子山羊」の版間の差分

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==備考==
[[チョーク (岩石)|チョーク]]([[炭酸カルシウム]])、ドイツ語原文では「Kreide」、を食べると声が良くなるという根拠について、そのようなドイツの伝承や伝統的民間療法は無く、[[グリム兄弟]]と同時代のザームエル・クリスティアン・フリードリヒ・ハーネマン(Samuel Christian Friedrich Hahnemann、1755年4月10日-1843年7月2日)が打ち立てた医療法「[[ホメオパシー]]」には、「炭酸カルシウムまたは硫酸カルシウムが喉の薬である」との記述がある。グリム兄弟がそのことを知っていた可能性は高く、グリム童話にはグリム兄弟による創作部分が少なからずある。
 
本作の日本での紹介は古く、グリム童話より前の原型が、[[イエズス会]]の[[宣教師]]が持ち込んだ[[活版印刷]]機により、[[1593年]]に[[九州]]の[[天草市|天草]]で印刷されている。近代に入ってからは、[[1887年]]に「八ツ山羊」(呉文聡・訳)の表題で弘文社より刊行されている。