「シッキム民主戦線」の版間の差分
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== 概要 ==
=== 略歴・現状 ===
==== 結成直後に政権獲得 ====
[[1985年]]以来[[シッキム州]]の州政権を担ってきた[[シッキム闘争会議]](SSP)から分裂して、[[パワン・クマール・チャムリン]]が[[1993年]]に結成した政党である。チャムリンは、当時の州首相でSSP党首の[[ナル・バハドゥール・バンダーリー]]の独裁的な性格や特権層との癒着に反発して党を割って出た。<ref name=mine>峯島(2006)、115頁。</ref>
反バンダーリー勢力の取込みに成功したチャムリンは、SDF成立直後の[[1994年]]州議会選挙で、早くもバンダーリー率いるSSPとの一騎打ちの構図に持ち込む。結果は、SDFが19議席、SSPが10議席となり、SDFが州政権を獲得、チャムリンが州首相に就任した。勝因としては、約15年に及ぶバンダーリー政権が村落開発を進めなかったことへの不満が住民の間で募っていたのに対し、SDFが草の根を志向し村落開発重視の姿勢を見せたことが指摘されている。<ref name=mine1>峯島(2006)、276頁。</ref>
==== 長期政権へ ====
これ以後、[[1999年]]、[[2004年]]、[[2009年]]のいずれの州議会選挙でもSDFは勝利し
2009年末頃から、州政府閣僚を1994年以来務めてきたSDF重鎮である[[プレム・シン・タマン]](Tamang, Prem Singh. 通称の「P.S. ゴレイ
2014年4月12日のシッキム州議会選挙と連邦下院選挙では、SDFとSKMが事実上の一騎打ちを繰り広げた。SDFは両選挙で勝利を収めたが、州議会については、州都[[ガントク]]の選挙区を中心に10議席をSKMに奪われ22議席に後退した<ref>[http://www.business-standard.com/article/elections-2014/sdf-sweeps-sikkim-polls-114051601318_1.html SDF sweeps Sikkim polls]''Business Standard''、2014年5月17日(2014年5月17日閲覧)</ref>。党勢の後退はあったものの、チャムリンは5期目の州首相に就任している<ref>[http://indianexpress.com/article/india/politics/chamling-sworn-in-as-sikkim-cm-for-5th-time/ Chamling sworn in as Sikkim CM for 5th time]''The Indian Express''、May 22, 2014.(2015年9月12日閲覧) なお、チャムリンの5期連続州首相就任という記録は、[[西ベンガル州]]の{{仮リンク|ジョティ・バス|en|Jyoti Basu}}([[インド共産党マルクス主義派]])に並ぶものである。また、バスの州首相在任年数は23年(1977-2000年)であるため、もしチャムリンが現・任期内の2018年まで在任していれば、この記録を破ることになる。</ref>。
=== 基本路線・政治手法 ===
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