「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の版間の差分

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==== 寝台特急さくらトレーラー衝突事故 ====
; [[1992年]](平成4年)[[4月8日]] 0時0分ごろ
[[File:Ef66-55-Crashed.JPG|thumb|150px|メチャクチャに大破したEF66 55。</br>(鷹取工場公開時に撮影)]]
: [[兵庫県]][[神戸市]][[須磨区]]一ノ谷町の[[国道2号]]で、[[四輪駆動車]]が突然Uターンしようとしたため、後続の大型[[貨物自動車|トレーラー]]が[[ステアリング・ホイール|ハンドル]]を切ったところ、牽引車と荷台車の連結部分が折れ曲がる「[[ジャックナイフ現象]]」が発生し、制御不能に陥り四輪駆動車に衝突後、道路わきの[[山陽本線]]([[須磨駅|須磨]] - [[塩屋駅 (兵庫県)|塩屋]]間)に転落。その直後に走行してきた下り[[東京駅|東京]]発[[長崎駅|長崎]]・[[佐世保駅|佐世保]]行き寝台特急「[[さくら (列車)|さくら]]」が衝突。「さくら」を牽引していた電気機関車[[国鉄EF66形電気機関車|EF66 55]]が脱線転覆、客車12両のうち5両が脱線したうえに、荷台に積んでいた鋼材36トンの一部が客車側壁に突き刺さった。この時トレーラーの運転席が機関車に巻き込まれ炎上した。さらに隣線を走行してきた下り[[西明石駅|西明石]]行き普通電車([[国鉄201系電車|201系]]7両編成)運転士は、進路を支障している客車を視認して非常ブレーキを執ったが、停止及ばず接触・脱線した。
: この事故による負傷者は20名で、転覆した機関車などの撤去や復旧工事のため山陽本線のダイヤが復旧したのは20時間後であり、459本が運休し38万人の足に影響した。また復旧作業に転覆した電気機関車を解体撤去する[[クレーン車]]が使用され、作業のために国道2号も全面通行止めになり、神戸市内の道路も渋滞することになった。なお、「さくら」の乗客は事故現場で停車した客車で一夜を明かした後、[[バス代行|代行バス]]で西明石駅まで向かいそこから臨時[[新幹線]]で西行した。