「営業キロ」の版間の差分

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国鉄において各駅の営業キロの決定は、本社旅客局長の決裁事項で、現場の鉄道管理局などで勝手に決定することは許されていなかった<ref name =" RF622" />。
 
実際の距離とは違う値を使う別の例として、[[阪急電鉄]]の[[ターミナル駅]]である[[梅田駅#阪急電鉄|梅田駅]]が、1966年(昭和41年)から1973年(昭和48年)にかけて隣駅側に移転し0.4km短縮されたが、営業キロ数は変更されたが、運賃計算キロは従来のまま存置されている例などもある(例として、[[梅田駅 (阪急)|梅田駅]]-[[相川駅]]間の営業キロ数は9.6kmであるが、運賃は10-14kmの区分に当たる220円が適用される)。一方、逆の例として、[[美保飛行場]](米子空港)の滑走路拡張に伴い滑走路を大きく迂回する形に経路変更された[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[境線]]の大篠津町-中浜間の営業キロは、実際の距離(実キロ)より短い経路変更前の営業キロを採用している。また、鉄道連絡船である[[宮島連絡船]]も実際の距離は約2kmであるが、営業キロは1.0kmに設定されている。
 
また、他の経路を利用した場合も運賃が同額になるようにするため、東武鉄道[[東武小泉線|小泉線]]の館林 - 東小泉 - 太田間の営業キロは、東武[[東武伊勢崎線|伊勢崎線]]の館林 - 足利市 - 太田間のキロ数に合わせて調整している。[[大阪市営地下鉄]]では[[大阪市営地下鉄御堂筋線|御堂筋線]]と[[大阪市営地下鉄中央線|中央線]]のキロ数に合わせて、他線の営業キロを調節してある(他の多くの事業者では、複数の経路が考えられる区間の運賃は指定経路通りに計算、あるいは最短経路で計算のいずれかのルールを導入している)。